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6.10 今朝の絶望

体温 36.4

実家の片づけをしていることを何度か書いた。
今回、私の卒業アルバムが出て来たので持ち帰ってきた。何人か気になる人がいるからだ。
連絡を取ることはおそらくないだろうが、消息を知りたい人がいる。ネットで情報が追える人だけでも。
若い頃にはまったく感じなかったことだけど。

アルバムの他に、クラスの連絡網みたいなプリントが出て来て感慨にふける。
45人もいるのに覚えているのは5、6人だ。
気になってしょうがなかった人の当時の住所が判明し、ぐぐってみる。
片田舎~ベッドタウンだったので、一軒家の人が多い。お父様が現役で当主のお宅もある。お元気でなによりだ。
なんでそんなことがわかるかというと、このプリント、保護者名まで明記されているからだ。
女性は苗字が変わるからよっぽど特徴がない限り足取りが消えてしまうけど、保護者名で検索すると情報が出てきたりする。

同期の知人にはデザイン系に進んだ人が多かった。
私とはぜんぜん方向の違う絵を描いていた人がいたなあと思い、なんとなく検索してみた。
彼女は私の絵に興味がなく、私も彼女の絵に興味がなかった。ほとんど話したこともない。絵を描いてることすら、人づてに知った。逆に、私が絵を描いてることはけっこう知られていた。
彼女は今、自分のデザイン会社を設立して、地元の起業家としてがんばっているようだ。

消えてなくなりたいと思った。

つらい毎日の記録