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トランキライザーとの和解

交通事故に遭って慢性的な不安や鬱が悪化した私。
辛い日々を送ってきたが、今日、1つの効果的なトランキライザーを発見した。
それは十代の頃から私と歩んできた、私の性癖に付随する、とある読み物である。

そう、私は腐女子なんです。
BLなんて言葉がなかった頃から、BLな世界に耽溺して来ました。
年季入ってます。

数年前に辛いできごとがあって、私はBLを封印してきた。
私はちょっとアレなので、BLの快楽を抑えることができない。読み始めたらいつまでも際限なく読んでしまう。
ある夜、それが原因で、悔やんでも悔やみきれない過ちを犯した。
私は罰を受けなければならなかった。誰がなんと言おうとね。
もうそんな楽しみを持っちゃいけないと、あの日、私はBLと別れた。

昨年あたりからまた、ちょっとづつ某サイトを覗くようになった。
自分のパスワードがわからなくなり、書いたもののデータを失った。すべてを「非公開」にしていたので、もう見つけられないのだ。
でも好きな作家さんは見つかった。新作が公開されていた。なんとなく、ほんとになんとなく読み始めたところ、

ああ、なんて爽快なの。
世界はなんて美しいの。

そういう気分になったよ。
この快楽が幻想で、どこにもない非現実だったとしても(そうなんだけど)、私はやっぱりBLが好きだし、BLが最高のトランキライザー。
早く死にたかったのに「この人の新作読むまで死ねない」と思ったもの。

萌えは偉大。
萌えこそが私のエネルギーであり、パワーなんだわ。


つらい毎日の記録