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fog tv vol.1 トーク内容 ~循環と分断~

こんにちは。fogの多恵です。


昨日6/19(金)、fog tv vol.1を実施いたしました。

ご視聴いただいた皆さま、どうもありがとうございました!
途中からになってしまったのですが、Youtubeにもアーカイブを残しておりますので、よろしければこちらをご覧ください。

本日はトーク内容をここで整理しようと思います。
聴いてくださった方も、そうでない方にもfogの「循環」に関する考え方を知っていただけますと幸いです。話の流れとしては、弊社株式会社fogについてご紹介したのち、大山・丸田のホットトピックである”Black Lives Matter”から始まりました。その中で出てきた”分断”から話が広がり、テーマとして掲げる循環へと繋がっていきました。ここでは循環トークにフィーチャーして記していきます。

循環は分断に負けるのか?

 そもそも現在は矢印が一方通行の資本主義です。持続的な活動のためには、一方通行ではなく矢印が回り続けている「循環する状態」を作ることが大切です。

スライド1

 では、その循環の環に穴が開いたらどうなるのか。これに対して、大山は「恒常性」が重要であると考えます。

恒常性
・生物および鉱物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のこと。(wikipedia)
・生体がさまざまな環境の変化に対応して、内部状態を一定に保って生存を維持する現象。(weblio辞書)


 恒常性があることで穴が開いたからと言っても空き続けるわけではない。例えば、アリの列に大きな石をおいて分断しても、一瞬は混乱するもののそれを回避しながらまた列は途切れずに続いていきます。理想は、バランスを取りながら循環が続いていく状態を作ることであるとのこと。

スライド2


サーキュラーエコノミーの本質

 循環を経済活動に落とし込んだ言葉として「サーキュラーエコノミー」という言葉が存在します。この言葉はしばしば、「リサイクルやアップサイクルの話」として勘違いされがちです。しかし大山は「サーキュラーエコノミーとはサプライチェーンの見直し」であると言います。つまりサーキュラーエコノミーの実践とは、生産→消費→廃棄の道筋のバランス・考え方を変えていく作業であるということです。先ほどの循環と分断の話にも繋がりますが、例えば市場の中で規格外のリンゴが出たとします。従来はこれを廃棄していました(=分断)。しかしそれをサプライチェーンの中にもう一度入れようとすることが恒常性であり、そのためにはサプライチェーンを見直す必要があるということだそうです。


小さなコミュニティほど循環が強まっている?

 コロナによって多くの人が分断を実感する状況に陥りましたが、小さなコミュニティに行けば行くほど循環の繋がりが強まっているのでは、という話になりました。つまり自律分散型の土台が出来上がってきているのではないか!と!

なんということか、何度も画面を横切ってはfog tv にもしっかり参加していた愛猫の猫ブラシを手に「自律分散型とはこのことです。」と大山...はて...

 ではその自律分散型とは何なのか。単に皆が同じ意見で集まっている集団というわけではなく、コミュニティの大きさはどうであれ同じバランスを保ちながら関わり合っている状態であると大山は言います。そのバランスを取るという意味では奇数、特に3という数字はやはり重要?という話をしてお開きとなりました。


次回は7/2(木)

 このような形で、昨日vol.1では最近の出来事や循環にまつわることをお喋りしました。次回は 7/2(木)20:00から、ゲストはDINING+ SUSTAINABLE 代表の山本美代さんをお招きして、先日リリースした竹歯ブラシ「MiYO -organic- 」について伺います。

どうぞお楽しみに!

ありがとうございました!

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