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地域の自然や文化を探求し、未来の循環を考える実践型プログラム「migakiba」参加者募集!

そこならではの面白いタネがある地域で、自然や歴史・文化を現地の方とひも解きながら、これからの循環を考えていく。何か新しい「面白いこと」を発見していく。そんな実践型プログラム「migakiba」が、いよいよ12月23日より始まります。

本日は、環境省主催、fogのファミリーカンパニー株式会社リ・パブリックが企画運営を行い、弊社代表大山も便乗して運営チームにはいっている「migakiba」についてご紹介します。


migakibaとは

それぞれ異なる背景を持つ全国5つの地域を舞台に、約12週間(12月23日 - 3月13日)にかけてチーム・現地事務局・講師陣と共に地域資源や文化を探求し、新しいプロジェクトを構想する実践型研修プログラムです。研修といっても何かを教えられるわけではなく、自分たちで現地の方たちと協力しながら共に深掘り、創り上げていきます。

migakibaの3つの特徴
✔ 循環・自律分散型な社会へしていくために、地域にあるものを内外の視点で磨くことができます。
✔ 実際に活動している先駆者たちに伴走してもらいながら、一つのテーマを深く洞察できます。
✔ 各分野の専門的な講師陣がメンターとなり、プロジェクトを磨くことが出来ます。


異なるテーマ、魅力の5地域

歴史的背景や自然環境など、テーマが異なる5地域の中から特に興味がある地域を選ぶことができます。その地で既に活動している実践者の方に、現地事務局担当者として入っていただきます。


01:東北福島県いわき市

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テーマ:風景を耕す
現地事務局担当者:地域活性化プロジェクト mUSUBU代表 宮本英実氏


02:中部・長野県上田市

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テーマ:暮らしが育む創造性
現地事務局担当者:株式会社バリューブックス 池上幸恵氏


03:近畿・奈良県香芝市

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テーマ:みんなの郊外
現地事務局担当者:一般財団法人たんぽぽの家 常務理事 岡部太郎氏


04:中国・山口県山口市

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テーマ:土着のサイエンス
現地事務局担当者:山口情報芸術センター[YCAm] 菅沼聖氏


05:九州・長崎県五島市

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テーマ:土地の記憶を受け継ぐ
現地事務局担当者:五島の巡礼を考える会 中村直史氏


私がこのプログラムに共通して感じるワクワク感は「見えない価値の可視化」に関わっていくという点です。文化や人の暮らしの中にある価値は見えなかったり言語化されない部分も多い。それらをどのように可視化していくのか?地域の外の人だからこそ見える視点や、地域の人達が気付けていなかった新しい発見を共にしていける可能性がある、というところに静かに興奮してしまいます。

特に個人的に印象的だったのが、長崎県五島市の隠れキリシタンの歴史をどう見てもらうのか?という話。世界遺産であるにもかかわらず、それまで隠されてきた故に潜伏の歴史が空白であること。目には見えない土地の記憶をたどり、その記憶を体感するためにはどうしたら良いのだろう?少し想像しただけでも、木々の中で息をひそめてまで自分達の共同体を守ってきた人々の息遣いが聴こえてきそうです。

もちろん、他もそれぞれが魅力溢れる地域・テーマとなっています。引っ掛かるポイントは皆異なるはず。あなたの琴線に触れたものはなんでしょう。


参加者公募イベント&トークセッションを実施しました!


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参加者の募集に伴い、12月5日(土)、参加者公募イベント&トークセッションをオンラインにて開催いたしました。前半はプログラムや各現地担当者からの5つの地域紹介を、後半はミラノと東京を拠点とするビジネスプランナーで、モバイルクルーズ株式会社代表取締役の安西洋之氏と、株式会社リパブリック共同代表/migakibaディレクターの田村大によるトークセッションを実施。合計150名以上の方にご視聴いただきました。

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後半は、「これからのローカル ローカル鍵となる時代の生き方」というタイトルで安西氏によるヨーロッパでの具体例を中心にお話しいただくところからスタート。最後のメッセージは「無形文化を作っていくためには問題解決を意味付けすることが重要であり、それを習慣付ける必要がある。」多方面で”課題解決”という言葉をよく耳にする昨今、果たしてそれは地域や人々にどんな意味があるのか。抜かしがちな思考であり、今回のプログラムにおいても重要な視点を示していただきました。

その後の田村氏とのトークセッションでは
1.自然と文化 vs 経済
2.「郷土」の力と可能性
3.境界を越えた連携
という3つの切り口で、意味付けや無形文化に関してイタリアと日本を比較する形で理解を深めました。日本が高度経済成長真っただ中の時期に、景観法やSLOW FOOD運動が行われ、地場産業が元気だったイタリア。その当時に答えなんかわかっていない状態で、非効率なものを大切に捉えそちらに舵を切れる強さたるや。今このプログラムでやろうとしていることはまさに、都心ではない地域にフォーカスしてそれぞれを磨き上げていく取り組みそのものです。当時のイタリアの始まりのようなときに立ち会えるなんて、それだけで尊いと感じました。
トークにご興味ある方はアーカイブがございますので下記URLからご視聴くださいませ。

▼12月5日(土)実施“migakiba”参加説明会&トークセッション

参加者募集!〆切は12月13日(日)

migakibaへの参加は3~5名一組のチーム単位で受け付けております。
申し込み締め切りは12月13日(日)と迫っておりますので、一緒に取り組みたい仲間とともに、惹かれたテーマや地域を選んで、是非ご応募ください。

▼お申し込みはこちら





(株式会社fog 大垣)

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