顧客満足度は「人」で決まる。
昨日、久しぶりに心から感動するお店に出会えたので、忘れないうちになぜ自分は感動したのかを記しておこうと思った。
場所は神楽坂。飯田橋駅から徒歩5分くらいのところにあるイタリアン。
見て!もう、この看板から気合い入ってるのよ!めっちゃ素敵じゃないですか!
そして、出てくる料理が全て美味しい。それもそのはず、とんでもないこだわりで作られているんだから。
主にワインを取り扱っているお店なんだけど、もうそのこだわりが半端なくって。イタリアのワイナリーと直接交渉して、自分たちで関税手続きとかを全部こなして直輸入しているらしいの。普通卸し挟むようなことも、全部自分たちでやるらしい。
店内にはイタリアのワイナリーの写真や、そこのオーナーさんと店員さんたちの交流の様子が飾られていて、こういうバックグラウンドストーリーを知ることによって余計目の前の料理の価値がわかるから、とんでもなく美味しく感じるわけですよ。
そして、サーブしてくださる店員さんが程よい距離感で会話を盛り上げつつ、食事を楽しむためのエッセンスとしての知識を私たちに提供してくれる。
よくある料理の説明シーン。お店によってはやらされ仕事だったり、「どや」感がですぎて自己満足に陥っていたり。
でも昨日対応してくださった方は素晴らしい接客をしてくれて、どうしてそういう接客ができるのかを考えた。
”自分が扱っているものに対して誇りを感じられているか否か。”
答えはここにあると思った。
自分の接客経験でもそうだけど、自信を持って「これ素敵ですよ!私も大好きなんです。好きになってくれたら嬉しいな。ぜひ楽しんでくださいね!」と心を込めて接客できることが最高だし、管理者側はそういう空間を作ってあげるべきなんだと思う。
買い物もそうだけど、こういう風に接してくれる店員さんに出会うとだいたいお金を払ってしまう。笑
逆に、マニュアル通りの接客をしているような人や、余計な一言で不快になるようなことを言ってしまう人には絶対にお金を払わない。
職業柄、接客に厳しいのです。すみません。
素敵なコンセプトのお店、文句の付けようのない空間演出。何を出されても心から美味しいと思う料理と、その料理をさらに引き立てるこだわりのお酒。
でも、それを台無しにしてしまう接客では全てが白紙に戻ってしまう。なんならマイナスだ。そんなところ、二度と行かない。
だからこそ、接客する人たちはそのことを心得て臨まなくてはならないと思う。
「自分が台無しにするわけにはいかない。」と、誠心誠意、その”心意気”だけでお客さんは喜んでくれるから。不器用でもいいんだ。上手にできなくても、一所懸命にお客様と向き合ってくれさえすれば大丈夫あとはなんとかなる。
そんな風に、自分が店のオーナーだったら店員に言い聞かせると思う。
まずは自分がそのお店のことを心から好き、お勧めできる!と思っていること。誇れること。そして楽しみながら接客ができること。
そんな空間が最高だし、そんな空間を作りたい。
って、改めて自分の「好き」を思い出させてくれた幸せな夜でした。
いやあ〜会社の人に教えてもらうお店にハズレがないわあ。
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