人生の主導権をにぎる仕事術
備忘録的に、”自分を守り、人生の主導権をにぎるためにどんな工夫を仕事上でしているか”をここに残しておく。
今、私はほとんど残業をせず、チームで成果を出しながら新しいチャレンジを重ねているところ。
2021年の「休職(キャリアブレイク)」を経て、仕事に対する意識も姿勢も取り組み方も大きく変化した。
もちろん人には「合う」、「合わない」があるので、ここに書いてあることを取り入れるかどうか、参考にするかどうかは自由に取捨選択してもらいたい。
これはあくまで”小澤あゆみ”という個人の記録であり、自分のための備忘録だ。
自分を守ることができず、苦しんだ経験がある
当時の私はとにかく悩んでいた。
「頑張っているはずなのに、なぜかうまくいかない。」
「あと何を頑張ったらうまくいくんだろう・・・?」
「でも、頑張る余力がない。」
会社や上司の期待に応えたくて知らぬ間に自分をすり減らしていた。
強みを活かし切ることもできず、凡ミスばかりが目に付く日々。仕事ができる同僚と比べて中途半端な自分に嫌気が差し、帰り道は毎日「ひとり反省会」を実施。
そんなふうに自分を痛めつけることだけが得意だった。
今でこそ「なんて真面目で頑張り屋さんなの!ハグしてあげたい😭✨」と思えるのだが・・・笑 当時はそれどころではなかった。
とにかく可哀想な私だったが、色々なきっかけを掴んで少しずつ自分を変えていくことができた。
詳細はこの動画を見てもらうのが一番伝わるだろう。
(自分のBEFORE AFTERについて語った、10分間のライフプレゼンテーションです🙇♀️)
👇LPはこちら
1. 仕事はあくまで人生の一部であるという意識
もちろん最初からこんな考えを持てていたわけではない。
でも、今は完全に「仕事はあくまで人生の一部」と考えられるようになった。
「仕事=人生」でも、
「仕事」と「人生」が独立しているわけでもない。
この「人生の中に仕事がある」という意識を持てたことは自分にとって大きなきっかけだった。
会社にいる8.5時間も、出退勤に伴う通勤時間も、「一度しかない人生」。
だから無駄な残業はしたくない。(もちろん、状況によって必要な残業はしている)
ダラダラと作業を消化するのではなく、集中して可能な限り短時間でやり切るという意識を持つ、そのための工夫を盛り込む。これだけでも結構違う。
そんな問いに対して、今の自分ならすっと答えることができる。
それほど、自分の理想についての解像度を高める「自己理解」に時間を割いた。
どのように自分と向き合ってきたかは以下のnoteを参考にしてもらいたい。
悩んでいた当時は立ち止まって考える時間も余力もなく、上記の問いを投げかけられても答えに苦慮していただろう。
まずは立ち止まることを自分に許すことから始まるのかもしれない。
2. 仕事はチームワーク
「全部自分で解決しようとしないこと」
この真理に辿り着くまでめちゃくちゃ時間がかかった。
仕事の形や大きさはそれぞれあると思うが、大抵の場合、仕事はチームワークだと思う。
上司、部下、同僚、取引先の方、ステークホルダーもろもろ・・・
「チーム」と捉えることでやれること、やるべきことは変わってくる。
以前の私は人に相談するのがとにかく苦手だった。
そして「ダメ出し」を異常に怖がっていた。(これは家庭環境的によく叱られて育ったことが影響していると考えられる。とにかくなるべく、怒られたくないと思っていた。)
人の忙しさに配慮しすぎて声をかけるのを躊躇してしまっていたし、どんなふうに相談すればなるべく迷惑にならないか・・・を考えすぎて行動まで時間がかかっていた。
こうして「相談」が後手に回り、どうしようもなくなってから相談しては両者で苦しむという負のループを巻き起こしていた😭
この考え方を変えてくれたのは、私の尊敬する2人の女性と仲間たち。
愛のある関係であれば、どんなに厳しいフィードバックも怖くない。
また、そのフィードバックを共有できる仲間の存在は大きく、共に這いつくばって前へ進む彼女たちの存在に大いに勇気づけられた。
『フィードバックの機会を自ら作り出すことは確実に「成果の質」を高める行為であり、賞賛に値する。』
つばきさんと明奈さんからの真摯で高度なフィードバックを頂き、アウトプットの質を高めた成功体験から、私は上記のような考え方を身につけることができた。
とにかく、「・・・あれっ?」と思ったら即相談。
自分の苦手を得意とする人は必ずいるので力を借りることを恐れずに、相談から始める仕事の進め方だってあっていい。やっていい。
相談を恐れるほど、仕事は遅くなる。これは自分の教訓。
3. 仕事のボーダーラインを見極める
「ここまでやらなきゃ」と自分が引いたボーダーライン、本当に正しい?
以前の私はこのボーダーラインを見誤りまくっていた。
多くの失敗はこの要因によって生み出されていた。(という自己分析)
・仕事の成果物に対してのイメージは正しい?
このゴールイメージは他者が持っていることが多い。(上司や関係性、アウトプットをお渡しする人)
・いつまでに、何をどの状態に仕上げる必要があるのか?
・次の打ち合わせまでに何をしておく必要があり、それは本当にそのタイミングまでに必要なのか?
・この締め切りはデッドラインなのか、可変できる期限なのか?
・プレゼン=パワーポイントのような「常識」がある(特にうちの会社では)けれど、本当にその形がベストなのか?
・一旦メモでもいけるんじゃないか?
・なんならホワイトボードに手書きでイメージを伝えて、それでOKなんてことないか?
休職明けの自分は特にこの「ボーダーラインの見極め」に命をかける勢いでコミュニケーションを取ったり、色々な形を試しながら前に進んできた。
十分なコミュニケーションを取ることが、仕事のゴールの解像度を高めることにつながる。
4. 成果物は事前にすり合わせ、期限は自ら作り出し宣言、時間は前取り
成果物のすり合わせ方は上記の通り。
併せて自分が工夫しているのは「期限」を、自ら設定することと、取り組む時間を想定して作業時間を前もって確保している。
会社のスケジューラーには打ち合わせがバンバン予約されるので、「ここは作業させてくれ!」という意思表示を明確にしている。
(自分へのリマインドも兼ねて「作業:〜〜〜の件」や「締め切り:〜〜〜の件」とタイトルに入れて、個別に自分用のタスクリストに成果物のイメージとその成果物を揃えるまでに必要な作業や問い合わせるべき関係者の名前をメモしている。)
究極のシングルタスク化が結果としてマルチな才能を伸ばす
私は今、会社の中で採用マーケティングのチームリーダーと労働組合の役員という二つの役割を担っている。
本業の採用マーケティングの時間が限られることから、余計に「何のための時間で、今日はどこまでやり切る必要があるのか?」と考えるようになった。
同時に色々なことを進めなければいけない状況だからこそ、一つ一つのお題に対してはやるべきことを明確にして「究極のシングルタスク化」を心がけている。
途中でメールやチャットが来ても、緊急案件でない限りはいきなり手をつけるではなく、なるべく時間を区切りながら「本来やりたかったこと」の目的意識を持って集中できるような時間の使い方をしている。
5. やりたいことは組織のミッションと掛け合わせて提案
自分と仲間のモチベーションを上げる状況を自ら作り出す
休職前の自分は、やりたいことよりも圧倒的に「やらねばならないこと」や「やった方がいいこと」に時間を費やしていた。
もちろん、会社員なのだから組織の役割やミッションに忠実である必要はあると思う。
ただ、完全に自分の意志を外に追いやってマスト業務ばかりに向き合うのは結構しんどい(特に私はそういうタイプ)。
休職中に「やりたいことはどんどん提案していけば叶う」と小さな成功体験を積み上げることで考えが変わった。
自分や仲間のやりたいことは、組織のミッションと掛け合わせる「ロジック」や「ストーリー」さえあれば仕事として提案できる
と。
復職後、私や私のチームでは自ら仕事をつくり出し提案し、実行するジョブ・クラフティングしまくり状態である。
(いつも提案を前向きに受け止めてくれる上司や仲間といった環境に感謝。🙇♀️)
【おまけ】 毎月の「褒める振り返り」で定点観測&自己承認!
自己分析ヲタクな私はオア明奈さんが提唱する「褒める振り返り」を習慣化している。
詳細は👇を見てほしい。
以前の私がしていた「反省会」で自分を痛めつける行為から脱却し、自分やチームを褒めるための「振り返り」を積極的に行なっている。
特に忙しい時こそ立ち止まる機会が大事で、今ではチームメンバーにとっても「お楽しみ」な時間となった。
目まぐるしく過ぎ去る日々に「振り返り」を差し込むことは、ドミノを並べている途中でミスによって倒れないようにする「間仕切り」のような機能を果たす。
・自分が大切にしたかったことを思い出す
・自分が積み上げてきたことを自分で認識する
・これからやりたいことや、今やるべきことに意識を向ける
・自分をいつも支えてくれる存在や環境を再認識する
こういった効果がたくさんある。
また、チームで振り返りを行うことでコミュニケーションや行動の答え合わせができるのでおすすめ✨
以上が、2018年頃からもがきながら見つけた自分を守る仕事のしかたでした。
セルフィッシュだからこそ生きやすくなった。でも、ちゃんと成果もついてきた!
だからこそ、忘れたくないなと思った「人生の主導権を握る仕事術」。
このメモが今悩んでいる方のヒントになれば、嬉しいです。
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