星
言葉を吐き出したいと思った。
自分が持っている感情に名前をつけて文章に連ねたいと思った、そうしなきゃいけない気がした。
何をするにも億劫でただひたすらに自分を隠して偽って生きることが息苦しくてどうしていいかわからない。
"人見知り"といえばそうなのだけど、極力人と話したくはないし自分という存在を他人に曝け出すのが苦手だ。
自分の中の境界線を超えた人にしか見せない姿を色んな人に見せれるようになったらもっと交友関係が広がることも知ってる、そんなことできればの話だけど。
二十歳を超えてから自分の性格にも慣れてきた。
寂しいのに寂しいと声に出さない、1人は好きなのに独りは嫌いだ。どこに行くにも1人がいいのに出かけたあと家に帰ると孤独が残る。私がいまここでこうして生きてることを誰かに知っててほしい。結局人間は1人じゃ生きていけないから。
例えば仕事が終わって音楽を聴きながら帰路についてるとき今日自分が感じたことを誰かに聞いて欲しいと思う。本当は音楽なんて聴きたくないのに当たり前のようにイヤフォンをつけてプレイリストの1番上に出てきた好きなアイドルの曲を聴く。平然としていてまるで寂しくないような顔をしながら、ただ心はずっとどこかにいていつも聴いてる同じ曲をただひたすら流して家に着く、毎日同じ生活、いつまで続くんだろうか。この動作をしなくて良くなるには自分が変わらなきゃいけないのにまた今日も当たり前のようにイヤフォンをつけて帰路についている。
みんな孤独だ、みんなが同じ感情を持って過ごしているはずだ。なんて言葉はもういいんだ。
自分は今自分という存在であることが辛いんだ。
絵を描いたり、語学を勉強したり、読書をしたり好きなことをしているはずなのに孤独という言葉のせいで苦しめられてる気がする。
いまこの瞬間にでも寿命がきて死んだらと思うと嬉しくて悲しくて虚しい。
承認欲求が自分を貪る、本当はみんなに自分を知って欲しい、見て欲しい、構って欲しい、そんなことカッコ悪くて言えない。それが1番ダサい。
言いたい言葉、もっと綺麗に表現できたら
自分の感情にうまく言葉をのせれたら
あーもうわけわかんない。
来世は星になりたい。