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被害者体質について

この「note」始めてからと、Twitterでモラルハラスメント被害者垢を作ってから日々、気になっていた事があります。

何回か同じ事を言ってたりするので、重複することがあるとは思いますが、今回は「被害者体質」というものに焦点を当てていきたいと思います。

「何故モラハラをする様な人を選んでしまったのか?」
みたいなツイートを良く見かけるのですが、この問題に対する自責的な思考がそもそも被害者体質の分かり易いケースで、確かに最終的に選んだのは自分だとしても果たして最初からそうだったのでしょうか?

はっきりと言える事はNPDの人間は無差別にターゲットを決めてる訳ではありません。被害者体質の人間をしっかりと見極めてからターゲットとして狙われているのです。
自分で選んだとしても選ぶ様に持ち込まれたとは考えられませんか?

被害者のつぶやき

Twitterでは性別は関係無く同じモラハラの被害者の方をフォローさせて頂いている事が多いのですが、どうしても女性の被害者の方が多くなっています。

そうなると、モラルハラスメントの異常性も関係しているのだと思いますが、かなり攻撃的な言葉も多く見受けられます。

僕は男性なので想像する事しか出来ず、場合にもよるでしょうが、女性から男性への「モラハラ」よりも、やはり男性から女性への「モラハラ」の方がより精神的にも辛いと思います。

なので、しっかり吐き出せるところで毒を吐き切ってしまわなければ心が持たないと思うので、しっかりと吐き出して頂いた方がこちらも安心出来ます。

ただ、その方々の「Twitterでは見ることの出来ないリアル」な部分は大丈夫なのか心配になる事があります。

しっかりとストレスを吐き出せて、前向きに行動出来ているのだろうか?それとも悶々とした憂鬱な時間の中で、負の思考のループに陥ったりしていないか等々。

被害者体質?

「モラハラ 被害者体質」って検索して頂ければ「被害者体質」についてはそこそこ情報が出てくると思うのですが、実は僕も「モラハラの被害者なんだ」と自覚した時に、そそくさと検索してみました。

- 警戒心が薄く人を信じ易い
- 人が良く自己犠牲に抵抗感があまり無い
- 自己肯定感が低い
- 一途で尽くすタイプ
- 外的にも内的にもそれなりに評価されている
- 等々

その時に自分の特徴を照らし合わせてみたのですが、割と当てはまってる様な気がしました。

ただ「自己肯定感」に対しては、どちらかと言うと人からも「自分大好きですよね」と言われるくらい自分大好き人間なので「自己肯定感が低い」と言う事だけは少し引っ掛かりがありました。

自己肯定感 

自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)と同じ意味あいで用いられる。
Wikipedia自己肯定感より引用

かなり昔の話になるのですが、結婚してまだ数年しか経っていない頃、多分最初の頃に配偶者に対し違和感を感じた時でした。

昔からの友人にそのことを相談したのですがその友人からは「何か気になった時にお前はどうする?」と聞かれました。

僕は「そこまで気になる事でなければ、そのままスルーすることの方が多い」と答えました。

僕の中では「そのうち気がついてくれるだろう」とか「気付いたら直してくれるだろう」と言う希望的観測をしていたのだと思います。

それに対し、友人は「自分にはそれが信じられない。気になったら気になった時に自分なら徹底的に話し合う」と言われました。

その時は性格の違いなんだろうと自分の中で飲み込んでいましたが、今思えばそこが自己肯定感の違いだったのではないかと言うことに気が付きました。

友人は「自己肯定感」が“高い”ので自分の「気になった事」に対して感じた気持ちを素直に肯定し、そして行動に移す。

対して僕は「自己肯定感」が“低い”ので自分の「気になった事」に対して感じた気持ちを否定していたので人任せにして放置する。

その結果は火を見るよりも明らかで、それを長年積み重ねて来た結果、配偶者のモラハラ(自己愛性パーソナリティ障害)を加速させていたのです。

てっきり自分では、
「自分大好き」=「自己肯定感が高い」
と思っていたのですが、自分で自分の事を好きだという感情は、「自分のダメな所も許せる」と言う感情なので結果的には「自己肯定感の低い自分」も好きで、結果的にその事に気付かずに生きてきてしまいました。

その時にアドバイスしてくれた友人に今度会ったら謝ります。はい。

「悪魔」の餌とは

長年“自己愛性パーソナリティ障害」と生活して来て気付いた事ですが、こんな言い方もどうかと思いますが、当てはめるにはピッタリ過ぎるし、他に形容のしようもなく、良くTwitter等では「モラ」とか「モラ夫」とかって言われてますがそんなにかわいいものでも無く、まさに「悪魔」だと思って頂ければまず間違い無いです。

「あ。あの人って“悪魔”だったんだ」と思って「自己愛性パーソナリティ障害」に接しているだけで不思議と心が楽になります。

悪魔の大好物と言えば、だいたいお決まりの物がいくつかありまして、「恐怖」「怒り」「憎しみ」だったりするのですが、ちょっと俗物な「悪魔」でして、その他に「お金」「不貞」等相手を苦しませる為なら何でも来いです。

その大好物を得る為に、“悪魔”は「脅し」「騙し」「暴言を吐き」「無視し」「略奪し」「尊厳を踏み躙る」のです。

「自己肯定感の低い」人は、基本的に自己主張がそこまで強く無く、どちらかと言えば受け身なタイプの人が多いので、その“悪魔”の攻撃を真っ向から受けてしまうのです。

そして「恐怖」「怒り」「憎しみ」という感情に至ってしまうのですが、それが「悪魔」の目的なのです。

そういう感情を抱いている「餌食」には「もっともっといたぶればもっと俺様の好物の味を高めてくれるかも」という思考が働き、さらに攻撃(モラハラ)もエスカレートしていってしまうのです。

最終的にはその「餌食」に価値が無くなるまでしゃぶり尽くされます。

その「価値」とは、「攻撃しても反応が無くなる」「ATMにならなくなった」「他にもっと美味なターゲットが見つかった」等々の様々な理由ですがこういう人間が実在すると言うのは恐ろし過ぎる話なので、やっぱりモラハラ加害者(自己愛性パーソナリティ障害)はもう「悪魔」という事で良いと思います

あまりにも幼稚な悪魔:その対処法

根本的に「悪魔」の思考は幼児並みです。ですがまさかあんな見た目や態度なのに「思考が幼児並み」とは誰も思わないでしょう。

その悪意と、根本的思考のシンプル過ぎる原理とのギャップがあり過ぎて、被害者には全くそれが理解出来ず、被害者になった初期段階から始まる「何故?」という“違和感”に飲み込まれてしまいます。

僕もその一人でした。「何故あんなに変わってしまったの?」「何故こんなに理不尽な事を言われなきゃいけないの?」「何故あなたはこんな事でキレまくり暴言を吐くの?」…。

もうその頃は頭の中は解決する事の無い疑問だらけでした。しかし「自己愛性パーソナリティ障害」の事を深く知れば知るほど加害者の思考の幼児性に気がつきました。

そうなると「悪魔」がどう考え、何をするのかの予想がかなり立てやすくやるので、こちらとしても対処がしやすくなります。

何事にも言える事ですが、事前に心構えが出来ていると、落ち着いて対処出来たりしますよね。その「心構え」が出来る事で随分と精神面は楽になります。

でも、ここで肝心な事が2つあります。

1つ目は、「悪魔」にとって適度な「餌感」を残しておく事です。“適度な「餌感」”と言うのは、こちらが「心構え」が出来ていると、極端な話「悪魔」の攻撃に対し「無感情」で接する事が出来てしまいます。

でもその「無感情」は危険です。「悪魔」の幼児性の思考に火をつける可能性も充分に考えられます。

なので“芝居”でも構わないので適度な感情(リアクション)を心掛けておいて下さい。

僕は釣りはやらないので良くは知らないのですが、「疑似餌」って感覚でいけば大丈夫だと思います。

ある程度「悪魔の思考」が理解出来れば、そこまで感情的になる事は無いとは思いますが、被害者の感情の浮き沈みが「悪魔にとっての最高の餌」になってしまうので、自分の感情を確実にコントロール出来る様にしておいて下さい。

そして2つ目ですが、それは「悪魔の弱点を見つける」という事です。

1つ目がそれなりにやれていれば、「幼稚な悪魔」は警戒を怠ります。

モラハラに関しては「録音」が手っ取り早いと思うので、スマホですぐにいつでもボイスメモが出来る様に準備しておくと良いと思います。

それ以外には、基本的に「幼稚な悪魔」の思考は“矛盾”している事が多いと思うのですが、その“矛盾”を突きます。

いきなりでは無駄足を踏んでしまいますので、地道にコツコツとその「矛盾」に対して本人がどうあがいても否定出来ない現実を指摘出来る程の証拠を積み上げるのです。

ここは、この作戦の重要な所でその「証拠」を積み上げる事によって「悪魔」を追い詰めて行くと同時に、被害者の「自己肯定感」を高めて行く効果があるのだと思います。

被害者の「自己肯定感」が、「相手が何を言ってきても論破する事が出来る」という所まで高められたなら、それなりの「証拠」もある状態なので準備完了です。

そこで、確実に「悪魔」を追い詰められると確証が得られた段階まで来たら仕掛けます。

出来るなら信頼できる第三者に同席して貰っている状態が望ましいのですが、なかなかそうは行かない事が多いでしょう。なので、その時には必ず「録音」するのを忘れないで下さい。

その状態で「悪魔の矛盾」を露呈させます。それも「悪魔」お得意の「誤魔化し」「はぐらかし」「すり替え」や「無かった事」すらも出来ない程に追い込みます。

すると、「悪魔」最終兵器の「開き直り」を必ずしてきます。それも「それの何が悪いの?全部あなたが悪いからでしょ?」とほぼ確実に言うはずです。

この「それの何が悪いの?」という完璧な肯定をしてしまうと言う事は、相手がどんなに強気で出たとしても、その出来事に対して「自分が悪い」と認めてしまっている状態なので、この会話の録音が出来ていれば「いざ」と言う時にも役に立つはずです。

※僕は今のところ会話を録音してる事実は配偶者には伝えていません。この会話の内容が最大限に発揮される時までにこの事実を知られると、最悪スマホを破壊されかねませんので。

中途半端な確証しか無い状態での「開き直り」は、それとセットでもれなく付いてくる「暴言」と合わせ被害者には驚異になりますが、完璧な証拠を「悪魔」を畳み込むほどに隙無く敷き詰めた状態まで持ち込めたなら「悪魔」はあなたをターゲットから外してくれるかも知れません。

確実にそうなるとは言い切れませんが、僕はこの方法を2重に仕掛けて「悪魔」のターゲットから逃れる事が出来ました。

まとめ

被害者体質というものは幼少期の家庭環境に影響させるらしいのですが、逆に加害者(自己愛性パーソナリティ障害)も幼少期の家庭環境によりそうなってしまうらしいのです。

被害者は、
幼少期に「ありのままの自分は受け入れてもらえない」という現実を認め、受け入れられる様に“努力しながら自立して生きてきた”人が被害者体質に。

加害者は、
幼少期に「ありのままの自分は受け入れてもらえない」という現実を受け入れられずに、“自立せずに責任を他者に押し付けて生きてきた”人が加害者(自己愛性パーソナリティ障害)に。

なんて理不尽な現実なのでしょう。「努力しながら自立して生きてきた」善意の人間が、「自立せずに責任を他者に押し付けて生きてきた」悪意の人間の「ストレスの捌け口」になり「奴隷の様な扱い」を受けて虐げられるのです。

この辺りの内容をこちらのnoteで詳しく取り上げていますので参考にして下さい。


そんな意味のわからない生活に、一日も早く終止符を打つ。それが最良の選択だと思うし、モラハラ加害者の元凶の「自己愛性パーソナリティ障害」はその性質上治療が困難だと言われています。

様々な事を理解した上で言わせて頂きますが、もし、僕が心療内科のドクターで、ご夫婦で病院に来られ、お二人で受診されたとして、そのどちらかが「自己愛性パーソナリティ障害」だと確証が得られたとしたら、申し訳ないとは思いますがそちらの患者は放置して、そのパートナーの心のケアを一番に考え、出来るだけ早く別れる事をアドバイスすると思います。

こんな事は言いたくは無いですが、誰だってそこに絶対矯正する事の出来ない悪意の塊、そう正に「悪魔」がそこにいるとしたら、面と向かってその「悪魔」の生贄になりに行く人なんていないですよね?

自己愛性パーソナリティ障害の患者は、例えドクターだろうとも容赦なんてする事は無く、家庭内でモラハラなら一歩外に出て、その牙を剥けばモンスタークレーマーに進化してしまう事でしょう。

まあそんな人間だから、心から「友達」と呼べる存在なんて必要無いのだと思います。ていうか出来ればそんな人間とはお友達にはなりたく無いですけどね。

今回は、ちょっと毒舌チックになってしまいましたが、この様に考えられる様になって来たのは僕の中で「自己肯定感」が高まって来てるのだとしたら、きっと良い兆候なんだと思います。

「キズの共感が結ぶ力の意味」

一応この「note」は、モラハラ被害者の方に読んで頂いてる前提で書いているので言わせて頂きますが、あなたの周りには同じ様な被害に遭われている方は居ないかも知れません。

ですが、モラハラの加害者は狡猾です。外では信じられない様な笑顔で周りの人間を欺いています。アメリカの統計なので日本の正確な数値はわかりませんが、人口の16人に1人が自己愛性パーソナリティ障害を経験してるというデータもあるくらいなので、周りにも絶対にモラハラの被害にあっている人はいるはずです。

別に“何処かの偉い人”の様にモラハラの加害者の数を多く見積もった情報を流して被害者かも知れない方々の不安を煽っている訳ではありません。

ただ、あなたは一人では無いのです。僕もモラハラ被害者なんだと自覚するまでは、「こんな経験してるってもしかしたら自分だけ?」って思っていましたが、モラハラ被害者垢でツイッター始めてみてまだそんなにたっていないし、そこまでまだフォローしてる訳でも無いのに、RTでモラハラ被害者の声がかなり回って来ます。

夫婦間だけでは無く、いわゆる「毒親」についてツイートしてる人も結構います。

先日投稿した「note」に取り上げた曲の歌詞で、「キズの共感が結ぶ力の意味」という言葉が印象深かったのですが、正にこれです。

「キズの共感が結ぶ力の意味」きっとあります。みんなの声があなたの力になるし、あなたの声がみんなの力になって行くはずです。

あなたを含めたみんなの未来の為に。


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