私の記憶のどれが事実なのか

よく考えたらわかんない。

まぁ人間の記憶なんて曖昧なものだと思うけど。

自分でもよくわからないから
人に言った事はなかったけど

自分の中には「雅」という女性がいて

雅は私と違って、
自信に満ち溢れていて
プライドが高くて
陰で物凄い努力をして
涼しい顔して結果を残すタイプ。

でも雅だって
プライドのために
そんなにいつも無理して努力ばっかりしてたら
身が持たない。

疲れ果てたのか、
雅がいなくなったのは13歳の頃。

その頃までは一心同体というか、どっちでもあるっていう感覚が強かったかも。

でもいなくなった。私は孤独。

それと同時に私は嫌なことがあると
記憶を塗り替えるようになった。

だから、昔何があったのか
どんな嫌なことがあったのか
どんな悪いことをしたのか
事実はわからないまま。

大人になって精神を病んで
私がまともに動けなくなったときに
記憶にない行動、言動が目立ち始めた。

最初は病んでるからかな、って感じだったけど
今思えばそれはきっと「雅」。

私の知らない難しい言葉。強気な態度。

努力家で
辞書をずっと眺めてた雅にしかわからない難しい言葉なんだろうな。

朝起きたら
教養のない私には全くちんぷんかんぷんな難しい事をスマホで検索した形跡があったり

家族に難しい知識を話していたり。

私はそんな物知りじゃない。

あの話、どういう事だっけ?って聞かれても
話した覚えもないし
そんな知識全くわからない。

頭がおかしくなったのかなぁ。
いや前からおかしいけど。

「雅」は、何をしたいの?

そしてどれが事実なの?

もう捨てちゃったけど
気持ち悪いくらいにびっしり文字が書かれたノート。

きっとそれは全部フィクション。

事実なんて書いてないんだと思う。

まぁ知らない方がいい事だってあるよね、

それで当時無意識に精神を安定させられていたなら
それでいいや。

んで、私はちょっと疲れちゃったから
雅、ちょっとだけまた頑張ってくれるかな…
でも雅はプライドが高すぎて無意識な過剰な努力で自分を追い込みすぎちゃうから
ほんの少しだけ、交代しようよ。

雅のときの記憶はないから
変に暴走されるのはごめんだけどね笑

きっとずっと疲れてる。頭がおかしい。自分だってわかってる。やばい。だからまわりの誰にも言ってないの。

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