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4歳のあさごはん

平日の朝は本当にバタバタしている。いろいろなことが同時並行だし、ありとあらゆることで「おかーさーん」と声がかかる。

「シャツがへんになってる(袖が裏返ってること)」

「これ合ってる?(前後ろ逆になっていないか)」

「ねーねーこれ見て(昨日の転んだとこがかさぶたになっている)」

「うんちでたー(から見にきて&おしりふいて)」

もう進まないことだらけで、それでもどうにか急かさずにできるやり方を考えたり、やる気が出そうな促し方を試行錯誤するんだけど、結局急かしちゃう。

毎日食事に1時間かけるこどもたちは、今日もキャッキャ言いながらのんびりのんびり食べている。うんざり気味で(早く食べないかなーまだかかるのかよー)という心の声を飲み込みつつも、死んだ目で眺めていたところ

「おかーさん、〇〇ちゃん(自分のこと)かわいいなーって思って見てたの?」

と4歳のこどもから満面の笑みで聞かれた。

すごいな。死んだ目で見てるつもりだったけれど、おかーさんはきっとかわいいって思って自分を見ているだろうと思ってくれているんだな。こどもからまっすぐ向けられる愛情はあったかい。

最近目にしたことばで

「本当に無条件に愛を注いでくれるのは親ではなくこども、こどもは親を無条件に愛してくれる。そのこどもが条件付きで親を愛するようになるのが自立、思春期」

という風なことばがあった。

今全力で注いでもらっている愛情をどれくらい返してあげられているかな。


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