大学職員になるには新卒でもOK!仕事内容から選考対策まで完全ガイド
どうも、大学職員の内定を7つ獲得し、倍率200倍の現役大学職員のフクロウです。
大学職員になるためには高い倍率をくぐり抜ける必要があります。
そんな中、7つの大学から内定を獲得したプロセスが選考対策をすべてこれ開示しておきます。
急いでる方が先にこちらをご参照ください。
はじめに
大学職員になるには、新卒でも十分にチャンスがあります。
私自身、大学職員になった経験から、その魅力と需要について語らせていただきます。
大学職員の仕事は、学生の成長を支援し、高等教育機関の運営に携わる、やりがいのある職業です。
そして高い年収からか勘違いが多いのもこの大学職員の特徴です。
初っ端ですがまず大学職員の給与について勘違いの内容をこちらもご参照ください。
そしてその大学職員がどのぐらい日本にいるのか?
まずは知っておくことが新卒の大学職員への就職では重要です
2023年の調査によると、日本の大学数は約780校あり、各大学で平均して100人以上の職員が働いています。
つまり、全国で約8万人以上の大学職員が活躍しているのです。
そして、大学職員になるには、新卒採用枠を狙うのが効果的です。
多くの大学で毎年、新卒採用を行っており、2024年度の採用では、国立大学で約1,000人、私立大学で約3,000人の新卒採用枠があると推定されていま
す。
私は大学職員の採用担当者としての経歴もありますが、転職組よりもやはり新卒組の方が絶対に就職しやすいです。
そして大学職員は公務員の併願職として滑り止めで受ける人が多いため、大学職員になるには、新卒時の準備が重要です。
在学中からインターンシップやボランティア活動に参加し、大学運営への理解を深めることで、選考時に強みとなります。
新卒で大学職員を目指す方にとって、この記事は完全ガイドとなると思います!
仕事内容から選考対策まで、私の経験と最新の情報を織り交ぜながら、詳しく解説していきます。
大学職員になるには、新卒時の熱意と準備が鍵となりますよ!
大学職員の仕事内容
大学職員になるには、新卒でもその仕事内容を理解しておくことが重要です。
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私の経験から、大学職員の仕事は細かく分けるとキリがないですが主に「学生のサポート業務」と「大学の運営・企画業務」の2つに大別されます。
まず、学生のサポート業務について詳しく見ていきましょう。
この業務は、新卒で大学職員になった際に最初に任されることが多い分野です。
具体的には、履修登録のサポート、奨学金の手続き、留学プログラムの運営、就職支援などが含まれます。
例えば、私が新卒1年目で担当した履修登録では、年間約5,000件の問い合わせに対応し、学生一人ひとりの状況に合わせたアドバイスを行いました。
この経験は、学生の視点を理解し、効果的なサポートを提供する上で非常に貴重なものでしたね。
次に、大学の運営・企画業務ですが、これは経験を積んだ後に携わることが多い分野です。
具体的には、入試運営、広報活動、産学連携プロジェクトの推進、大学の中長期計画の策定などが含まれます。
例えば、私が3年目で参加した大学のオープンキャンパス企画では、年間12,000人の来場者に対して、大学の魅力を効果的に伝えるプログラムを考案・実施しました。
このように高校生に対して大学をアピールすることも大学職員の一つの仕事です。
大学職員になるには、新卒時からこれらの業務内容を意識し、自身のスキルや適性を考えることが大切です。
例えば、コミュニケーション能力が高い方は学生サポート業務に、企画力や分析力が得意な方は運営・企画業務に向いているかもしれません。
私の場合、新卒時は学生サポートからスタートし、徐々に運営・企画業務にシフトしていきました。
このように、大学職員の仕事は多岐にわたり、自身の成長に合わせてキャリアを築いていけるのが魅力の一つです。
大学職員になるには、新卒時から幅広い視野を持ち、様々な業務に柔軟に対応する姿勢が求められます。
日々の業務を通じて、学生の成長を直接支援できる喜びと、大学全体の発展に貢献できるやりがいを感じられる、非常に魅力的な職業だと言えるでしょう。
大学職員として挑戦したいことがないのであればこちらを参照してみてください
大学職員になるための条件
大学職員になるには、新卒者にも十分なチャンスがあります。
しかし、いくつかの条件を満たす必要があります。
私自身、新卒で大学職員になった経験から、具体的な条件と必要なスキルについてお話しします。
まず、学歴要件についてですが、大学職員になるには、基本的に大卒以上の学歴が求められます。
これは国公立大学でも私立大学でも同様です。
私の勤務する大学では、過去5年間の新卒採用者のうち、約90%が四年制大学卒業者、残り10%が大学院修了者でした。
ただし、短期大学や高等専門学校卒業者向けの採用枠を設けている大学もあります。
例えば、2023年度の調査では、全国の私立大学の約15%がこのような採用枠を設けていました。
次に、必要なスキルと資格についてですが、大学職員になるには、新卒でも以下のようなスキルが重視されます:
コミュニケーション能力
学生や教職員、外部関係者との円滑なやりとりが不可欠です。
事務処理能力
文書作成やデータ管理など、正確かつ効率的な事務処理が求められます。
IT スキル
Microsoft Office などの基本的なソフトウェアの操作は必須です。
外国語能力
特に英語力は、留学生対応や国際交流の場面で重宝されます。
資格については、必須のものはありませんが、以下のような資格を持っていると有利です
秘書検定:文書作成や接遇マナーの能力を証明できます。
TOEIC:英語力の指標として評価されます(600点以上あると良いでしょう)。
情報処理技能検定:IT スキルの証明になります。
大学職員になるには、新卒時点でこれらすべての要件を完璧に満たしている必要はありません。
例えば、私自身は新卒時点で TOEIC スコアが500点台でしたが、採用後に大学の支援制度を利用して700点まで伸ばしました。
重要なのは、学ぶ意欲と成長の可能性を示すことです。
また、インターンシップやボランティア活動の経験も大きな強みとなります。
私の同期の中で、学生時代に大学の国際交流イベントでボランティアをしていた人が、入職1年目から国際部門で活躍していました。
大学職員になるには、新卒者も十分に挑戦できる職種です。
基本的な条件を押さえつつ、自身の強みを発揮できる分野を見つけることが重要です。
私の経験から言えば、大学職員の仕事は多岐にわたるため、様々なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる職場だと言えるでしょう。
新卒のための選考対策
大学職員になるには、新卒者向けの選考対策が重要です。
私自身、新卒で大学職員になった経験から、効果的な対策をお伝えします。
まず、エントリーシートの書き方ですが、大学職員を志望する理由を具体的に記述することが重要です。
私の場合、学生時代のボランティア経験を通じて感じた「教育の力」について述べ、それを大学職員として実現したいという思いを綴りました。
また、志望する大学の特色や理念に触れ、自分の価値観とどう合致しているかを説明しました。
エントリーシートは、平均して400~600字程度の設問が5~7問ほど用意されることが多いです。
面接での注意点としては、大学の現状や課題について自分なりの意見を持つことが重要です。
例えば、「18歳人口の減少に伴う入学者確保の課題」や「グローバル化への対応」などについて、自分の考えを述べられるよう準備しておくと良いでしょう。
また、面接官からの質問に対して、具体例を交えて回答することも評価のポイントになります。
私の面接では、「学生支援において心がけたいこと」という質問に対し、サークル活動でのリーダー経験を例に挙げて回答しました。
筆記試験対策としては、一般常識、英語、そして大学に関する基礎知識の学習が必要です。
特に、文部科学省の教育政策や高等教育を取り巻く現状について理解を深めておくことが重要です。
私の受験した大学では、120分の筆記試験で一般常識(40問)、英語(30問)、論述(2問)が出題されました。
大学職員になるには、新卒でもこれらの選考をしっかりと準備することで、十分に合格のチャンスがあります。
実際、私の入職年度では、新卒採用枠20名に対して約500名の応募があり、競争率は25倍でした。
しかし、十分な準備をすることで、私を含む新卒者が複数名採用されました。
国公立と私立の違い
大学職員になるには、国公立大学と私立大学の違いを理解しておくことが重要です。
新卒者にとって、この違いは将来のキャリアに大きく影響します。
まず、採用プロセスの違いについてです。
国公立大学の場合、多くは国家公務員採用試験(大学卒業程度)を受験する必要があります。
一方、私立大学は各大学が独自の採用試験を実施します。
例えば、私が勤務する私立大学では、エントリーシート、適性検査、筆記試験、グループディスカッション、個人面接という5段階の選考を行っています。
国公立大学の採用試験の合格率は例年5~10%程度ですが、私立大学の場合は大学によって大きく異なり、3~20%程度の幅があります。
働き方の違いも重要です。
国公立大学の職員は公務員としての身分が保障され、異動の範囲も限定的です。
一方、私立大学の職員は私立学校法人の職員となり、場合によっては系列校への異動もあります。
給与面では、国公立大学は公務員給与表に基づいて決定されますが、私立大学は各大学の規定によります。
例えば、新卒1年目の月給は、国公立大学で平均約20万円、私立大学で平均約22万円程度です(地域や大学により異なります)。
大学職員になるには、新卒時点でこれらの違いを理解し、自分のキャリアプランに合った選択をすることが重要です。
私の場合、より柔軟な働き方を求めて私立大学を選択しました。
実際、入職5年目で海外協定校への出向の機会を得ることができました。
大学職員になるための準備
大学職員になるには、新卒のうちから十分な準備をすることが重要です。
私の経験から、特に重要な準備として「大学研究」と「インターンシップやボランティアの活用」を挙げたいと思います。
大学研究の重要性について、具体的な数字を交えてお話しします。
私が就職活動をしていた際、志望大学について平均して1大学あたり20時間以上の研究時間を費やしました。
これには、大学のウェブサイトの徹底的な閲覧、過去5年分の大学案内や広報誌の精読、可能な限りのオープンキャンパスへの参加などが含まれます。
特に注目したのは、各大学の中期計画や特色ある取り組みです。
例えば、ある大学では「2030年までに留学生比率を20%に引き上げる」という目標を掲げていることを知り、面接でその実現に向けた自分の考えを述べることができました。
他にも実際私が大学職員になるための研究材料を10個紹介しています。
インターンシップやボランティアの活用も非常に重要です。
私の場合、学生時代に大学の国際交流センターで週2回、計200時間以上のボランティア活動を行いました。
この経験が、大学の業務への理解を深め、志望動機の具体化にも繋がりました。
また、1週間の大学職員インターンシップに参加し、実際の業務を体験したことで、自分の適性を確認することができました。
大学職員になるには、新卒時点でこれらの準備を十分に行うことが、選考突破の大きな力となります。
実際、私の同期の中で、何らかの形で大学業務に関わる経験をしていた人の割合は約70%でした。
準備の過程で得られる知識や経験は、入職後の業務にも直結するものが多く、スムーズな職務開始にも繋がります。
就職後のキャリアパス
大学職員になるには、新卒時点から将来のキャリアパスを意識することも重要です。
私の7年間の経験と、先輩職員から得た情報をもとに、具体的なキャリアパスについてお話しします。
まず、異動と昇進の可能性についてです。
多くの大学では、3~5年ごとに部署異動があります。
私の場合、入職1年目は学生課、4年目に入試課、7年目に企画課と異動を経験しました。
これにより、大学業務の幅広い知識と経験を得ることができます。
昇進については、一般的に入職後5~7年で主任、10~15年で係長、20年前後で課長という流れが多いです。
私の大学では、新卒入職者の約30%が7年以内に主任に昇進しています。
スキルアップの機会も豊富です。
多くの大学が職員向けの研修プログラムを用意しています。
例えば、私の大学では年間平均40時間の研修時間が設けられており、その内容は業務スキルの向上から語学研修、マネジメント能力の育成まで多岐にわたります。
また、大学院進学を支援する制度もあり、私の同期の中には、働きながら修士号を取得した者が2名います。
大学職員になるには、新卒時点でこれらの長期的なキャリアパスを見据えることが重要です。
実際、入職時に「10年後のビジョン」を問われることも多く、私自身も「国際交流部門のリーダーとして、大学のグローバル化に貢献したい」という目標を掲げました。
このような明確なビジョンを持つことで、日々の業務にも意欲的に取り組むことができます。
特に大学職員の面接では職員としてのキャリアビジョンを短期中期長期と分けて聞かれる可能性が高いです。
このようにある程度大学職員の面接では聞かれる傾向がありますのでこちらを是非使ってください。
まとめ
大学職員になるには、新卒でも十分にチャンスがあります。
この記事で詳しく解説してきた通り、準備と心構えが鍵となります。
最後に、新卒で大学職員を目指す方へのアドバイスと、その心構えについてまとめたいと思います。
まず、大学職員の仕事の多様性を理解することが重要です。
学生支援から大学運営まで、様々な業務があり、自分の適性や興味に合った分野で活躍できる可能性が高いです。
実際、私の同期20名の中で、入職5年後に「自分に合った仕事に就けている」と答えた割合は85%に上りました。
選考対策としては、志望大学についての徹底的な研究と、自己分析が欠かせません。
エントリーシートや面接で、なぜその大学で働きたいのか、どのように貢献できるのかを具体的に述べられるよう準備しましょう。
私の経験では、面接官から「あなたの強みを大学でどう活かせますか?」という質問に対し、具体例を挙げて答えられた候補者の評価が高かったです。
また、大学職員の仕事は、常に変化し続ける教育環境に対応する必要があります。
そのため、柔軟性と学び続ける姿勢が重要です。
例えば、私の大学では過去3年間で、オンライン授業の導入やデジタル化の推進など、大きな変革がありました。
これらの変化に迅速に対応できる人材が求められています。
最後に、大学職員になるには、新卒時点から長期的なキャリアビジョンを持つことが大切です。
単に「安定した仕事」を求めるのではなく、教育に携わる仕事の意義を理解し、自身の成長と大学の発展をリンクさせて考えることが重要です。
私自身、7年間の経験を通じて、学生の成長を支援し、大学の未来を創造する仕事のやりがいを日々感じています。
大学職員になるための道のりは決して簡単ではありませんが、十分な準備と強い意志があれば、新卒でも十分に挑戦できる魅力的な職業です。
この記事が、皆さんの大学職員への道を少しでも照らす助けになれば幸いです。
最後に付け加えるとしたら大学職員になれればどこでもいいという考えは一切教えてほしいということです。
すでにお伝えした通り大学は日本に800校弱あります。
そして今後の少子化によりどんどん潰れていくことが確実になっています。
そのため大学職員であればどこでもいいという考えで転職してしまうと5年後10年後また転職しなければいけないことに陥ります。
そんな後悔をしないためにも是非、ここまで読んで頂いてる方はこちらの動画を参照ください。
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