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恋愛のオファー

電話を見つめたりメールボックスを覗く。
しかし全く便りが来ない。

安堵なのか失望なのかわからないため息を
何故か溜池山王って脳内変換してる。


これを読んだあなたは、多分
相手にやきもきしている状態をイメージしたかしないか。

チョコレートの案内が来る。しかも高級なヤツ。
2月12日までご注文できますとか。
要らぬ心配はいいよ。

自分はそもそもそんなに気になる人が正直現れない人生だったし、
今も絶賛継続中。

せめての芸能人でキュンキュン?ってなった人も生涯で2人しかいない。
①ポール・ニューマン(幼稚園の時、この人なら付き合う宣言)
②ジーン・ハックマン(小学生の頃、この人なら考えてもいい宣言)

出くわす人にも
あえて理由をつけるなら
よくよく価値観?が違い過ぎて結果消滅。
良い人かと思えばこの人意外に腸が黒くて消滅。
わーわーいう割に思うより弱すぎて消滅。
思ったよりメンドクサイとか優しいとか
人気者の子の嫌な部分を目の当たりにしたりとか、
社会人になってもまあそんな感じで来て。

偶に湧いて出てくる奇特にもお付き合いしたいと言ってくれた人も
相手の見え隠れする妥協点で付き合おうか?も
知りつつ
断る理由も無いか、で付き合う。
進展ないまま気が付くと途中下車している。


周りを見渡せばみんなぐちゃぐちゃグダグダと相手の事を考えて悩む。
それが今だ只々羨ましい。

グダグダの理由もはっきり相手に問えないから起きる事が多いのかな。
違う?どうだろう?
じゃあ自分ははっきりと相手に聞く人かと思われるだろうがそうでもない。

自分なりの判断で
「ここで仮に自分の思った事と違う回答が得られても、きっと納得しないから聞くだけ無駄」
という結論づいて終わる。
だからグダグダならない。
事実、一旦自分が思った事はそんなに簡単に払拭しないから。
何故ってそこにたどり着く前までに相当内省してる。

だから聞かなくても聞いても最後自分の判断だけで完結してしまう。

簡単に聞けない事=聞いても簡単に納得しない事
これが自分の根本にある。

それが良いのかわからない。


社内でなんとなくそんな話になると
周りにいる人達で、まあ上手くいっている人は言う。
「あーこの人と長い事居るんだろうなって感じ」
「安心するよ」
「まあ、楽だけどね」
それを聞く若い彼女達はうっとりした目で空にまだ見ぬ誰かを想像する。


あれ?
仮にも妄想すらしたことすらない。
そもそも相手との未来を考えた事すらない。
こうして書いていてなんだか自分があまりよろしくないのを痛感する。


最近世の中の不安定さから、
今まであまり恋愛に関心のない人まであれよあれよと相手を探し出して、
実際見つけたり
そんな努力の甲斐もあり、お付き合いしだしたり。


なんでこんなに人に興味が無いんだろう・・・。
絵も書も写真も自然も物理も化学も好きなのに
根底にある人への興味が無いんだろうか。


人が嫌いという訳でも無い。
ただ得てして疲れてしまう事が多すぎるから?


ふと振り返ってもこれというものも無く
相手が慣れてくれば
「貴女はこんな風に言った」
「貴女はいつもこうだ」
文句ばかりが目に付く。自分は前も今も変わらないけど。

そして絶えず比較したような物言いが出てくる。

あなたはどうして比較をするのか?
より良いものを選ぶようにしたいなら私という妥協は要らないし、
自分の目を信じられないなら
人付き合いを自発的にするの止めてお見合いでもすればいい。


こんな事が続けば自分はもう立ち止まり進まない。
相手はそれさえも気が付かない。
それで充分。


惚気話と別れ話とあれやこれやと話が自分の耳に自分の目に
自分のあらゆる場面で入ってくる。
寝ても覚めても饅頭食べていても。
みんなひっきりなし。
しつこくTVCMに出てくるタレントみたいだ。
なんでみんなそんなに恋愛のオファーがすごいんだ?


自分の事で確実にわかるのは

自分には恋愛のオファーは来ない。
仮に来ても気づきもしない。
待っているのかと問われても
うんともいいえとも言えない。
イメージするならまるでどこか知らない国のニュース。



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