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哀しくも愛おしいこの世の中で、あなたへ。

 『哀しくも愛おしいこの世の中で、あなたへ。』と表題をつけたが、この世の中は哀しく理不尽で残酷な世界であると同時に、愛おしさもある気がする。おはようから始まり、おやすみで終わる何気ない日常、そんなしょうもない日々が愛おしかったりする。次の日が良い一日とは限らないが一日一日、小さな幸せを集めて手に拾い上げることができれば、心の中に明かりを灯すことができる気がする。
 我々は普段様々なことを考える。誰しも心の中に変わらない価値観や信念がある。ふと思ったこと、普段感じていること、これは周りの環境や人によって変わってくるため、基準は存在しないものだと思う。
 ところで、永遠なんて存在しない。だからこそ永遠は愛おしい。日常や当たり前は、脆く儚く、いとも簡単に崩れる。そして、人はいつか死ぬ。否が応でも。
 人生一日一日過ごしていれば良いことも悪いこともあると思うが、世界は私たちが思っているほど悪くはないものだと信じている。人は図太いものだが、自ら命を絶とうと思えばいくらでも絶つことができると思う。しかしその手段を選ばないで生きているだけであなたの世界は輝く可能性がある。
 末筆ながら、これから始まる私の言葉たちが「あなたへ。」届き、心のお守りになることをただただ願うばかりである。
 こんばんは。今宵も、ひどく美しい夜を。

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