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宝塚記念〜ブローザホーンとノルマンディーOC〜

2024年も上半期の総決算である宝塚記念も波いる強豪GⅠ馬を抑え、ブローザホーンと鞍上菅原明良騎手の人馬共に初のGⅠ勝利で幕を閉じましたね。
フェブラリーSから宝塚記念までの全13戦が全て異なるジョッキーが勝利するのは初とのこと。
また、同世代の菅原騎手が初GⅠというのも大変嬉しいことでした。


さて、宝塚記念の終わりは夏競馬の始まり、そして世界有数のセリであるセレクトセールにサマーセールなどのセリ市やシルクレーシングやキャロットの募集が始めるなど一口馬主には忙しいシーズンの始まりでもありますね!
セレクトセールを始めとしたセリ、夏競馬の話題はその都度記事を書ければと思います!

デアリングタクト

今日は、今回の宝塚記念で勝利したブローザホーンのオーナーが岡田牧雄さんであったことが一口界隈では話題になっていたのでそれについて。
簡単に話をまとめると、「岡田スタッドレスは走る馬を岡田牧雄が所有して、走らない馬(評価の低い馬)をノルマンに下ろしている」とのこと…
この話についての自分の見解を述べたいと思います。

まずは、馬主欄に載っている岡田牧雄名義について。
ここで言えるのは、岡田牧雄名義≠岡田牧雄さんの所有馬である点です。
岡田牧雄さんの名義のほとんどは共有馬主レックスの代表名義として使われています。
このレックス所有の岡田牧雄名義の活躍馬にブローザホーン、フィールシンパシー、バラジなどがいます。また、ブローザホーンの母オートクレール、メロディーレーンの母メーヴェなどはレックス出身となっているケースも多いです。
そのため、岡田スタッドの振り分けが必ずしも走る走らないでわけているとは言えないと考えます。
また、オートクレールの子供はブリックスアンドモルタルとの子供がノルマンディーOCで募集されてもいます。

ノルマンディーOCとレックスのリーディングは2024年6月16日までで20位、21位とほぼ変わりません。仮に多少の差をつけてレックスにいい馬を入れているとしたら、その理由として考えられるのは、レックスの成績が2020年〜22年までノルマンディーOCに差をつけられていたためのテコ入れです。その影響として勝ち上がり率の低下を唱えている方もおられます。が、ノルマンディーOCの勝ち上がり率は30%前後とクラブ創成期に比べれば下がっていますが、募集頭数が増えている中での低下のため、選別による明らかな降下とは断言できません。ついでに、今後の勝ち上がり率が下がる原因として自分が考えるのは、セリ価格の高騰による馬質の低下、募集頭数の増加による育成システムの変化に対応できないなどかと思われます。
ただし、母馬として帰ってくる産駒も増えると思われるので、母優の成績と母優がどれほど増える(帰ってくる)かに注視したいですね。

今回の件についても、全体を見ずに、1部の情報のみで判断してしまっている人が多いと感じました…
特に最近の一口馬主ブームによる新規の方々は、1頭の活躍馬の出現で衝動的にクラブに入り出資するのではなく、よく調べて吟味してクラブを増やすことをオススメします…
そうした方がより快適な一口馬主ライフを送れると思います!

では、次はラジNIKKEI賞と北九州記念の予想で!
もしかしたら、出資馬の経過報告かも笑

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