見出し画像

応援メッセージが届きました。


「シネ・ヌーヴォFROM NOW ONプロジェクト2023」に、
奥 三紀さん、春日太一さん、リム・カーワイさん、小田香さんより、応援メッセージをいただきました。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
1997年冬、九条という街で、見たこともない空間に出会いました。そこは見るもの全てが初めてで、何が始まるのだろうとドキドキしたことを鮮明に覚えています。
 
小さな窓から一筋の光がスクリーンいっぱいに新しい世界を映し出し、たくさんの方とその世界を共有しました。
 
シネ・ヌーヴォは、いつでも何かに出会える場所
だからこそ、今自分ができることを選びたいと思います。 
 
初めて出会ったあの気持ちをずっと忘れないように
 
奥 三紀(シネ・ヌーヴォ前支配人)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
シネ・ヌーヴォさんは、魅力的なラインナップを組んでくださる、素晴らしい映画館です。大阪での私の活動拠点の一つにさせていただいております。
作品解説のトークイベントでは、熱心なお客さんたちと向き合うのがとても楽しく、いつもウキウキしながら劇場に歩いています。
スタッフの皆さまも気持ちの良い方ばかりで、また心から映画を愛していて、充実した気分で一緒に仕事させていただいております。
そんなステキなお客さんとスタッフと映画が集うシネ・ヌーヴォさんへのご支援、何とぞよろしくお願いいたします。私も目一杯のことをさせていただきます。

春日太一(時代劇研究家)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
世の中には数え切れないほど映画館があるが、僕にとってシネ・ヌーヴォよりも大切な映画館は、恐らく過去、現在、そしてこれからも存在しないだろう。
開館から今日まで、26年間ずっと通ってきた。
自分が映画を作りたいと思ったきっかけも実はシネ・ヌーヴォで開催されたシネマ塾に参加したからだ。
長編デビュー作から最新作まで全9作を上映してくれた劇場も、世界中でシネ・ヌーヴォだけだ。
もしシネ・ヌーヴォという存在がなかったら、もしシネ・ヌーヴォとの出会いがなかったら、恐らくこの僕のこの26年間の人生もちがうものになっていただろう。
シネ・ヌーヴォの存続危機は、僕のようなしがない映画監督の存続危機を意味をしている。
そして映画と映画館をこよなく愛している全ての人たちが、どう生きるかという問題にもなるかもしれない。
だから、何があっても絶対シネ・ヌーヴォを存続させなければならない、応援しなければならない。
 
 
リム・カーワイ(映画監督)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
卒業制作である『鉱 ARAGANE』(2015年)の興行が決まる前、その時期じぶんの作品の製作を支えてくれていた人と共にシネ・ヌーヴォさんに行った。上映できるかどうかはわからないが、一度お話だけでもと思っていた。
映画をつくることは学びはじめていたが、映画を上映することについて、ひとに観てもらうことについて、何も知らず、つくったものは上映されるべきで、その機会があるのが自然な流れであると、わかったような頭でぼんやりと思っていた気がする。

「たくさんの人にみてもらえるように一緒に頑張りましょう。」映画を公開するために、どんなことをすればいいのか教えていただいた。私は大阪公開のチラシをデザインし、取り計らっていただいた宣伝取材を受けた。
ヌーヴォさんでの1週間の上映は、映画館についている常連の方々が何度も観てくれたり、スタッフの方々のご尽力によって、じぶんとしては、何が起こっているのか処理するのが追いつかないくらいは充足した1週間だった。
悪くない数字、というのは少し下品な言い方かもしれないが、絶望的ではない動員ではあったと思う。だが想像力は足りなかった。

私のような、映画を上映することについて何も知らぬ、でも作品を上映してほしいと思っている作り手は、年に何人くらい来るのだろう。その度に、上映準備から上映までのプロセスを併走することというのは、どれくらい体力がいることだろうか。それを何年続けてこられたのだろう。
シネ・ヌーヴォさんは土地に根ざし、無名も有名も様々な作り手を迎え、送り出す。様々なお客さんを迎え、送り出す。その活動をここ数年だけだがじぶんも作り手のひとりとして、観客のひとりとして目にしてきた。
 
FROM NOW ONプロジェクトのHPにある「続く苦しさ」を読んだ。コロナ禍やデジタル映写機の問題が書いてある。映画館の維持は、映画館だけの問題でなく、映画に携わる人間みんなに関係することなのだと思う。困難ではあっても、「映画」を信じ、映画が好きな人たちのことを愛し、新しくつくられた映画の上映に尽力されているシネ・ヌーヴォさんに敬意を払いたい。じぶんにできるかたちで。

小田香(映画作家)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
届いた順に掲載しました。
 
 
よろしければ、#ヌーヴォFNO2023 をつけて、応援コメントをツイートしてください。リツイートさせていただきます。

「シネ・ヌーヴォFROM NOW ONプロジェクト2023」の詳細はこちら→https://cinenouveau.thebase.in/p/00005


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?