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笑顔を描くと口角も上がる

小さい頃、絵を描くのが好きでした。
来る日も来る日も、白いA4の紙にオリジナルの漫画を描いていました。

その頃知ったのは、キャラクターと自分の表情は連動するということ。
笑った顔を描いているときは自分の口元も緩むし、怒った顔を描いているときは自分も険しい顔になっていたのです。


18歳で自律神経失調症になり、外出が困難になったときも、絵を描くことにずいぶん助けられました。

もちろん好きで描いていたのですが、そのときばかりは
「今は描くことくらいしかできない」
「描いて吐き出したい」
という想いも強く、なんとなく切羽詰まった状態で次々と描いていました。

そんなときでも笑った顔を描くと、自分の口角も上がり、気持ちが和らぐのを感じました。
「あれ、今私、笑ってた?」と気づいた瞬間は、なんだか嬉しいものでした。

自然と口角が上がるようなことは、瞬間的に気持ちを持ち上げてくれる力があります。そしてその一瞬こそが心を救うのだと思います。

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