しいたけ様の言うとおり
習慣として、大体75日を目安に美容院に行くようにしている。
大した癖もなく、大変丈夫な髪質をしているため、わりとほったらかしがちなのだが、やはり定期的に手入れをしてもらうと老若男女問わずにモテが違う。
・小綺麗にしてると仕事相手の態度が違う
・お店の人の対応が抜群にいい
・めちゃモテる(老若男女問わず声をかけられ誘いをいただく機会が増えた
・私も気分良く笑顔が増える
というサイクルで、「これはもしかして限りなくコスパがいいのでは??」と思い至った。(もちろん髪型だけではなく清潔感には色々必要だが、やっぱ人間の頭部は大事)
この75日の根拠は、担当美容師さんに以前半年ぶりぐらいにカットしてもらったとき「せめて3ヶ月、、いや2ヶ月半に一回くらいは来てください。」といわれたため。行ってみると、クリティカルにモテが効いた。
それから美容室に行った日はそこから数えて75日後に、カレンダーに前後1週間ほど期間を設け、「そろそろ美容室に行く日」を設定するようにしている。
今回も期日が近づき、「やるとしたら前髪くらい?まあ少しふっくらしてきたからすいてもらう?」と思いながら過ごしていたが、根が無精なので、今回も「いや、まだ何もする必要ないんじゃない?」などと考えていた。
いくたびに美容師さんにはお世辞でも「いやー、きれいに伸びててなにもしなくていいかもってビビるんですけど、ちょっと直しておきましょう」とか言われて「まだよかったかな?」という気持ちになるので、今回も「なんか突然寒いし、もう少し先延ばしでもいいかな〜」と
そんな事を考えていたら
「今週のあなたにはまずどうしてもやってもらいたいことがあって、それは髪を切る、ヘッドスパを受けてみる、空がきれいに見れる場所に行ってみるなどです。」
しいいたけーーーーーーーーーーーーーー!!!!!おまえ、どこからみてる!!!???
今のあなたにやってほしいことは「頭のモヤモヤを晴らす」という行為なのです。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「私占いなんて信じないわ!!だって根拠が(よくわから)ないもの!」
なんて言っていた時期ももちろんある。しかし大人になりながら、自分の根っこに染み付いている認知や、その思い込みによる判断が、より自分を苦しめる方向に向かわせてしまう事も多いんだなと感じることができるようになった。
もちろん一歩一歩着実に成果を出し築いてきた信頼や自信は、未来へ歩みを進めていく上でとても大切だ。しかしその上に乗ってくる「感情」というものはあくまで事象で、いわゆる一番身近な「移ろいゆくもの」なのだ。
ふと立ち昇るようなそれに身を任せた時、それが自分の見ている世界にとって「優しい態度(優しくあるがままに世界を受け止めている)」ではない場合、結果的に自分で自分を一番ひどく傷つけてしまう事が多くあった。
上の例にあてはめると
身だしなみに手を抜いていた結果仕事相手やお店の接客で軽く扱われ、なんだかむしゃくしゃしたので周囲の人にスーパー塩対応になり回り回って自分にそれが帰ってきてendless
と。
原因が自分に大いに思い当たるぞ、と。
結局自分にとっても周りにとっても一番いいのは「いつも機嫌良くいること」。自分のコンディションがよければ「優しい態度」でいることがたやすくなる。
そしてそのための自己メンテナンスの一助としての美容室なわけだが、ルールを決めていてもたやすくシステム化を逃れようとしてしまう己の弱さよ。
自分の力だけではより自分を苦しめる方向に進んでしまうこともあるけれど、こういった外部から与えられる別の根拠からの指し示しに、新しい視野をもらい進んでみると全く違った景色と出会える事もよくある。
それは自分の認知のみでは選択し得なかった世界なのだ。
人はそれを気分転換と呼ぶ・・・。
がっつり信望しているわけではないが、最近はふとした何気ない選択肢を外部委託してみるのも結構いいものなんじゃないかと考え、しいたけ占いを見ている。
しっかりヘアカットとヘッドスパをしてもらい、なんだかんだいって今日のメンテナンスも良かったなと思いながら帰路についた。伸びてきたけれどまだメンテナンスは必要なかったかな?と思うくらいの頃に行っておくと、ほころびも出ず、不満を感じることもやはりないのだ。人の力を借りて助けを受けて、多面的な別の自分に出会わせてもらっている。
全部はやらなくていいとしいたけさんは書いているが、帰り道の空は雲ひとつなく月が煌々と輝き名前も知らない星が瞬いていた。
新しい世界を見ていく流れを優しい態度で受け入れる準備になっただろうか。
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