見出し画像

自分が磨かれるってことを知った

30代半ば、掃除に夢中になった結果、今につながりました。ちまたの「掃除効果」とかいうはなしを好ましく思っていなかったですが、、すごかった

30代半ばごろ、子供がまだ小学生で、子供が家にいる時間は仕事はしないときめ、個人事業をスタートしました。おかげで子育てには悔いは無いですが、貯金を使い果たし、30歳半ば貯金ゼロ、借金ありになりました。当初はとにかく全てがうまくいきません。人生ではじめて、パニック発作を経験し救急車、ストレスからくる咳喘息発作で救急車、円形脱毛とさんざんです。どうにかこの現状を変えたい、変えなければと焦る→集中できず何も手に付かない→結果出ない、つまり、もがけばもがくほど溺れていきます。

そうしたときに、周りの方々から「あとは上がるだけ、収まるところにおさまる、人生で今この瞬間が一番若い、できることをして待とう」などと声をかけてくれたり助けてくれたりして、わずかに考えれる頭がのこっていました。

こうなったら、神父やシスターに(私がクリスチャンなので)おねがいして、修行させてもらったほうが良いんじゃないか、もしくは、どこかお寺で修行か、なんてダメなやつなんだ、生きていて良いのか、などと本気で考えていました。しかし、よくよく考えたら、逃げたいだけなのかもしれない、と気づきます。そこから、家で勝手に一人修行をする決意をし、良くも悪くも仕事がなくて、速攻取り掛かることができました。

藁にもすがる思いとは、こういうことを言うんだと、しみじみです。

何をしたか
ネットで、お寺や修道院の一日スケジュールを参照し、自分なりのスケジュールを決定する
作務など清掃の大切さをあらためて知る
溜まっていた本や紙類の処分(買えなくて、ものをあまりもっていなかった)
カーテンを新調する
実行

こうして、日々取り組んでいくうちに、自分の中に溜まったアカが落とされ、磨かれていくように感じられました。丸一年後には、事務所付き住居の購入、NPO法人設立と目まぐるしい環境の変化を体験することができました。

なぜか
自分の角がけずられ、磨かれ、周りの協力が得られるようになったから
自分を磨く意識をもって、清掃に取り組むことで、力ずくではどうにもならないことがわかったから
清潔維持によって、取引先などお客様からの信用が高まったから
日に日に削られていくと肩の力が抜けて体が軽くなったから
明るい方向しか考えないようになって、さわやかな心をたもてれるようになったから

というわけで、ちまたの「掃除効果」とかいうはなしを好ましく思っていなかった私は、掃除効果の本当の意味がわかり、その後は習慣にすることができたのです。ご想像の通り、心身の健康を取り戻すことができたのです。

人生いろいろありますが
この話がだれかのお役に立てるとうれしいなと、書いてみました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?