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私が社会人8年目にして未経験からデザイナーになった理由。

頭の中がごちゃごちゃした時は、瞑想して、考えてることを文章に書き起こせとタイの山奥ですごい人が言っていたので、ちょこちょこ瞑想しつつ、気が向いた時に何か文章を書き起こしていくようにしようと思います。

書きたいことを書きたいときに、ゆるっと。

今日は、なんでデザインの世界に入ったのかという話。


私は去年まで、デザインやクリエイティブ・IT業界とは縁のない業界・業種の仕事をしていました。

始めは、新卒で事務の仕事を3年。

事務の仕事にやりがいを感じられず辞めて、セブ留学に行ったことをきっかけに、マニラで就職して営業・マーケティング職に。

南の島で、憧れだった海外生活を満喫し、仕事もとても楽しかったけれど、初めの頃には、やはり会社勤めでは私の求める本当の自由は手に入らない、と悟りました。

将来的には場所に捕らわれない働き方がしたいと考えていたので、一番フリーランスとしてやっていける可能性の高そうなエンジニアになろうと思い、それからProgateでプログラミングの勉強を始めました。

そして2年働いた頃、営業を一生続けていくビジョンも見えないし、もっといろんな世界を見てみたいと思い、退職。

その後いろいろ旅したりした後、知り合いに声をかけてもらい、半年のお約束でセブの英語学校でWebマーケティングのお手伝いをすることに。

趣味でプログラミングの勉強も続けていて、HTMLやCSSでWebを作ってみる時に、せっかくなら自分でデザインもしたいなと思う様になり、少しデザインにも興味を持ち始めていました。


そもそもデザインとは何なのかを知るきっかけが私に訪れたのは、今からほんの一年前。

前述のセブ島にある知り合いの語学学校でWebマーケティングを手伝っていた時のこと。

当時の私は、業務の一環で動画制作、バナー制作やWebページのデザインを部分的に任せてもらっていましたが、デザインとは「見た目を作るもの」、くらいにしか思っていませんでした。


そんな中、去年の9月頃、日本から留学にいらっしゃったデザイナーさんに出会いました。

私は軽い気持ちで、今デザインを勉強しているので、どんな事をされているのかぜひお話しを聞きたい、とお願いしました。

当時の私はデザイナーにどんな種類があるのかも全くわかっていなかったのですが、その方はアプリのUIデザイナーで、今はデザインに力を入れている某有名企業に転職され、デザインチームを引っ張っていく様なポジションにいらっしゃる方。

結局その方から、丸1時間もかけて、マンツーマンでホワイトボードを使いながら、「デザインとは」というお話を聞かせていただきました。

その1時間で自分の中の「デザイン」の概念が大きく変わり、「なんて面白そうな深い世界なんだ!」と衝撃を受けました、、。

デザインに必要なのはセンスではなく、引き出しを増やすこと、とにかく考えることで、パーツの組み合わせで最適なものを作ること。

「それなら勉強すれば私にも出来るのかもしれない」と初めて思ったのがその時。

それまでデザイナーという職業は、絵が描けるわけでもなく、センスがあるわけでもない自分には、そもそも縁のない職業だと思ってたのです。


興味を惹かれた私は、それから夜な夜なデザインに関するネット記事を読み漁り、PhotoshopでWebサイトのトレースをしたり研究をしたりと独学で勉強を続けました。

他の全てのことをする時間がもったいなくなるくらいに没頭し、引きこもってデザインと引き続きコーディングの勉強をしていました。

Progateやドットインストールでフロントエンドの勉強も続けていましたが、やはり本格的にデザイナーとしての道に進もうと決心。

そして、昨年末に帰国しました。


その後、独学・未経験でSNS経由で声をかけてもらったスタートアップに4月からジョイン。

まぁその後またいろいろあって8月末で退職し、一応そこで自分なりにやってきた経験やそこで身についたスキル・感覚を持ち、「未経験」という肩書きを外した上で、再出発すべく求職活動をしています。


最近求職活動をしていて、よく面接で「どうしてまた違う職種からデザイナーになろうと思ったの?」と聞かれるため、この辺りのことを思い出す機会が多いので、改めて書いてみました。(さすがに面接でこんな風にだらだらと話すわけではないですが)

私に最初にデザインを教えてくれた恩人のデザイナーさんは、私が帰国してからもお会いしに行ったり、会社のイベントにお邪魔したりとお世話になっています。


やはり過去を振り返る度に、私の人生を変える一番大きな要因はいつでも「人との出会い」だなと思うのです。

常に、自分に関わってくれている人々への感謝の気持ちを根っこに持っておきたいな、と強く思う。

私自身も、もっと人の人生にいい影響を与えられる人になりたいなと思いつつ、まだ自分が楽しく生きることに精一杯だったりするので、まだまだですね、、、。

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