ポップコーンを抱えての電車、従弟からの電話(ついにマーヴェリック③)

そうそう、かかってくることのない従弟からの電話が
約1年ぶりに鳴ったのは、前回と同じ、
自宅最寄駅の地上改札階へと上がる長いエスカレーターに乗り
携帯を見た途端でした。

ポップコーンを意気揚々抱えながら、
新宿歌舞伎町からJR新宿駅方向へ地上を歩き
南東口に着いたところで
なんとも雲行きが怪しくなってきたのでした。にわか雨が降りそうだ。
これは、ポップコーンを食べながら歩けそうにない。そう思って、ポップコーンのバケツをビニル袋で包み、電車に乗れる状態にしました。

電車に乗りながらも、まだまだ余韻に浸りたい時間、
映画のことを振り返りながら、
物語の冒頭から何度か印象的に繰り返されていた、
ピートの魅力的な目つきに対しての場面、
あれは実際、なんと言っていたのだろう。
と字幕で見ていてもセリフの英語はあまり耳に入ってきていない私は、
すでにマーヴェリックを見たと言っていた英語が堪能な従弟に会ったら聞こう。と思いつつ、あぁ、本当に魅力的な眼差しなんだろうなぁ…。と、場面を思い返していました。

そこへ、冒頭の電話。
前回は、真後ろから電話をかけてきた従弟と
振り向いた瞬間に目が合い、相当驚いたのでした。
でた、これ、今回もや。
ということで、今回は電話を取るなり、
後ろを振り返って1人挟んだ後ろから
こちらを覗き込む従弟を、落ち着いて発見したのでした。

早速、マーヴェリックを見てきたこと、
あれはなんて言ってたんだい?と思い切り話詰めならが地上階に出て
見上げると、まさに雨、真っ盛り、ザーザーと降りしきっていたのでした。

ちょうど12時だったこともあり、引っ越してからの1年半ずっと気になっていたタイ料理へ、行こか。と、なぜポップコーンを抱えているのかの説明と雨宿りを兼ねて従弟の返事を待つか待たぬかのスピードで歩き出したのでした。




そんな、思わず人に話さずにはいられなかったマーヴェリックでした。
明日も良い一日をお過ごしください。

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