閉館ギリギリまでメモを取りながら見た、大阪中之島美術館『大阪の日本画』展①

大阪が氷点下になったことなんて...。と思いながら、明日の朝がどうなるのだろうと少し興味深い今夜です。
寒い中、なかなか外での活動は億劫になりがちかと思いますが、行くまでは寒くも入ってしまえば快適な美術館巡りなどはいかがでしょうか。そんな時のために、あぁ、なんか書いてたなぁ。と思いながら見てもらえるのも面白いかと思いますので、何かの参考になれば。また、「大阪の日本画」ということで、大阪まで来るのは難しい方にも、なんか面白い展覧会やったんやなぁと思ってもらえるようなものになれば。また、自分でも見返した時にこんな絵見たんやなぁ。と思い出せるように記しておきたいと思います。

6章構成になっていた今回の展覧会。17時の閉館に対して、16時ごろから入場してしまったため、最後は少し急ぎながらになってしまったのですが、メモに残したのは16項目。何回かに分けて書いていきたいと思います。

会場に入るとまず、初めに目に入るのが、今回のポスターにも使用されている画家、北野恒富の作品「風」です。等身大ほどもあるかと思われる大きな作品で、くすんだ色目の寒色が用いられ、傾けられた女性の頭と音が聞こえてきそうに舞う数枚の枯葉。アナ雪でも風の精霊は葉が舞うことで表現されていたことを思い出していました。とても寒そうで、歩くのが大変なほど強い風が吹いていることを感じさせつつも、手足の指先、耳の縁にさしている赤みから、女性の体温を感じました。丁寧に、上品に入れられた赤み。あぁ、寒い中、素足で頑張って歩いてはんねんなぁ。と思わず、見惚れてしまう作品でした。

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