見応えの大きかった、大阪中之島美術館『大阪の日本画』展

昨日に引き続き、覚えておきたいな、と思って多くのメモをとった大阪中之島美術館で行われている『大阪の日本画』展、私のメモより、レポートしていきたいと思います。昨日に引き続き、北野恒富の作品から。初めから少し話がズレるのですが、今回初めて知った北野恒富。今回の展覧会では、前期後期で作品が入れ替わるものや、後期だけ展示のものもあるようで、後期展示予定の「いとさんこいさん」という作品もあるそうで、後期も観にいければなぁ。と思っています。

さて、メモに戻って北野恒富の「宝恵籠」。十日戎に舞妓さんがお参りに行くために乗ったようで、紅白で飾られた籠の一部と舞妓さんの顔がアップになっている作品。今回のポスターにもなっていて、展示室階にも大きく拡大され展覧会を盛り上げています。北野恒富作品群の終盤近くに展示された、現物はひっそりとした大きさですが、その上品な華やかさに圧倒されました。よく見ると、舞妓さんの黒い鬢にほんのり紅が入っていました。紅白に彩られた籠、下唇だけ塗られた紅、紅に白い模様の衿、紅く染まる鬢。「風」とは打って変わって華やかな作品でした。

衿の白い模様は立体的で、美しかったです。

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