□三浦しをん『愛なき世界』中央公論社

単行本の発売は2018年の
三浦しをんさんの『愛なき世界』の文庫本を読了しました。

目的地だったからよかったものの、電車が終点の駅に着くまで気づかなかったり、いつもなら必ず移動し直すはずの弱冷房車両に乗るのも忘れるくらい、久々に、没頭した本でした。

『愛なき世界』と何か悲しい物語でも始まるのかなと思われるような題でも手にとったのは三浦しをんさんの作品だったことと、本屋さんで目を引く美しい表紙だったからでした。

自己啓発本や実用書を読むことも多かった最近だったので、
小説を読みながら、自分の状況を重ねながら、
「あぁ、そうだなぁ」と思え、自己啓発本や実用書とはまた
違う角度から啓発してくれる小説って本当に読めば
人生が豊かになるんだろうなぁと、また本に対しての尊敬が
深まるような内容でした。

主人公の本村さんが、実験での出来事に思い悩み、
周囲に相談できない様や、それでも相談することの
大切さを振り返る過程には、忘れてはならないような気がして、
思わず、ページをメモしたほどでした。

2018年発売ですが、これまでは知ることもなく、
最近我々に身近になった言葉も
多くでてくる内容だったことも、
興味深いものでした。


もう一度メモしたページを読み返したいとおもいます。




明日も良い1日をお迎えください。

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