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受験勉強と格差社会

私は勉強という言葉が嫌いである
大嫌いだ

勉強は「勉め強いる」と書くように、本来は気が進まないことを仕方なくする意味の言葉であった。

語源由来辞典 

元々がこんな意味なのだから嫌いなのは当然だ
私は勉強という言葉は嫌いだから学習という言葉を使うようにしている

学習(がくしゅう) の意味・使い方
1 学問・技術などをまなびならうこと。

goo辞書

やはりこっちの方がしっくりくる
私がしたいのは無理して競争し合う勉強ではなく
色々なことを学び自らを高める学習なのだ

さて本題へ入ろう

当たり前になる中学受験

現代日本、特に都心部では中学受験が当たり前となっている
公立中高の貧しい環境へ我が子を通わせることへの不安、
激化してゆく学歴社会で我が子が生き延びる力を得るため、
あるいはただ旦にみんなやってるから
理由は色々あれど中学受験が当たり前になってきているのは変わりない
かくいう私も中学受験をした
昔は日曜以外は塾にいき日曜も一日10時間は勉強して月に2回はあるテストに備えていた
「中学受験が終わって学校入れば授業聞いてるだけで大学にも行けるよ」と言われていたが、
実際には学校に行っても勉強づくしな上に
授業だけでは足りないからとみんな塾にも通う
そこまでして頑張って入った進学校では、燃え尽き症候群で成績悪化、いまでは劣等生である
なんのために努力したのかも分からない
なぜ我々は学生時代の時間をここまで浪費しなければ行けないのだろうか

勉強による格差の再生産


勉強がビジネスとして利用された結果、
良い学校に入るには良い塾または良い学校に通っていなければいけなくなった
各県で公立王国が崩壊しつつあるいまでは当然、良い学校とは大抵私立のことであり金がかかる
良い塾も当然金がかかる

勉強が高級品となってしまった

庶民は高収入になろうと学歴を追い求め
身銭を切りつめて子供を塾・進学校に通わせる
どんどん勉強は高級品と化していく
ひとたび高収入高学歴になった人は、自らの利益を最大化するため格差を広げる
庶民も、高収入高学歴になろうと必死に金を出し格差を助長してゆく
まさに負のスパイラルそのものである
格差がさらなる格差を生み出していく

なぜ誰も現状を改善しようとしないのか

簡単な話だ
変える能力のある社会的強者、
つまりは議員、官僚、学者、弁護士は
この格差により利益を受ける側だから
格差が広まり貧乏人が社会的強者になれないようになれば、自分たち敵が減るから
学歴社会をどうかするには権力が必要だが、直したいと思う人は権力を持ってないのだ
どうしようもないのか?

我々にできること

権力を使い直接変えることが出来ないのなら、
革命を起こすしかない
革命と言っても人を殺す訳では無い
何もしないのだ
学歴を求めない、金を求めない、権力を求めない
格差社会にとって利益となることを何もしなければいい
1人がサボればただの怠け者だが100万人がサボれば革命である
つまりは 赤信号みんなで渡れば怖くない だ
まあ、夢物語に過ぎないが

しかし、革命ぐらい大きな力がないとこの状況が改善できないのは間違いないだろう



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