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人工授精に至る説明を聞く

タイミング法でも妊娠に至らなかった私たちが進むのは「人工授精」という方法。簡単に言えば、精液を子宮に注入するというもの。今まで私たちがやってきたのは、この治療法まで。

普通のセックスであれば、膣内に出された精子は、子宮頸管を通り、子宮内部へと進み、受精へとつながる。しかし、すべての精子が子宮頸管を通ることができるわけではなく、確立が低くなる。頸管粘液の量であったり、その相性であったりということにも左右されるそうだ。また、精液の量は子宮の容量よりも多く、排出されてしまう精子がたくさんいるのだそうだ。

一方、人工授精は持参した精液(私の病院の場合)を子宮の容量程度に濃縮し、直接子宮の奥に入れる。そのため、妊娠の可能性が高いのだそうだ。不良な精子は濃縮の作業の中で省かれているそう。

ただし、卵管が癒着しているなど通じていなかったのなら、この治療法は有効ではない。そのため、子宮卵管造影検査という検査が必要だった。

これは、子宮から造影剤を卵管に流し込む検査。卵管が通っていたらおなかの中で造影剤が拡散するので、問題なし。卵管が詰まっていたら造影剤は拡散しないので、癒着していることが確認されるのだそう。

先生も看護師さんも「痛いという人もいるけど、痛くないという人もいるよ」と言っていた。子宮をふくらますタイミングと、造影剤を流し込むタイミングに傷みが出る人がいる、ということだった。

痛いことは無論嫌いだが、痛みはその時だけで終わるし、そのうち忘れるので私は特に気にせず、検査の日を迎えた。

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