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温度と湿度をここちよく(2) −加湿器

うちは息子も娘も冬生まれ。春までの数ヶ月、赤ん坊を寒い外に連れ出すのはできるだけ控えて、大半の時間を暖かい家の中で過ごすことになる。でもエアコンやヒーターで温めた空気が乾いていると、肌が荒れやすくなったり鼻や喉が乾燥して風邪を引きやすくなるので加湿器は必須!

安全・清潔に加湿したい

加湿器を検討しだして、価格や形状が色々で種類がとても多いことに気づいた。最初に戸惑ったのが加湿方式。家電量販店の加湿器ゾーンに行くと、超音波式スチーム式ハイブリッド式気化式など様々な方式の加湿器が並んでいるが、何がどう違うのかさっぱり分からない。もちろん店員さんに聞くと教えてくれるが、比較項目が多くてすぐには理解が難しい…。また形状も、卓上に置けるようなコンパクトなものから据え置き型の大きなものまで本当に様々。

我が家に本当に必要なのはどんな加湿器なのか。

赤ん坊の健康のための加湿。ただでさえ赤ん坊の世話で忙しくなるので、時間と手間をかけなくても安全で清潔に使い続けられるものが良い。「加湿器はちゃんとした使い方をしないと雑菌を撒き散らすだけ」とよく聞くけど、健康のために加湿して病気になったのでは元も子もないもんね。

結論から言うと、買ったのはコレ。

象印のスチーム式。ご覧の通り、ほぼ電気ポット!要するに電気ポットでずっとお湯を沸かし続けてその蒸気で加湿するのと同じワケだ。

メリットは、水を沸騰させて蒸気にしているから雑菌を撒き散らす心配が無いこと。赤ん坊のことを考えるとやっぱりスチーム式が清潔で安心。また加湿力が高くて部屋が潤うのが早いのも良い。値段も比較的安価。サイズもコンパクト。水の補充は、上面の蓋を取り外しタンクに直接水を流し込む。少し重いが簡単である。またボタンのチャイルドロックや蓋の開閉ロックが付いており安全に配慮されている。

お手入れに関しても、フィルターなどが無いのでタンクを拭くのみと簡単。ただスチーム式の特徴で使っていると水中のミネラルが白い汚れになってタンクに付くが、これは電気ポットと同じように時々クエン酸で掃除すると綺麗になるので大した問題ではないだろう。

デメリットはランニングコストが高いこと。前述の通り、お湯を沸かし続けてるような状態だからそりゃあ電気代がかかるのも仕方ない。これは清潔・安心の代償なので諦めるとする。

ただ見た目の野暮ったさはどうにかならないものか…!恐らく既存の電気ポットの型をそのまま流用していて、そのお蔭で本体価格を抑えられているのだとは思うのだが。せめて正面のコンパネ部分だけでもボタンの位置や大きさを整理して美しい書体を使えば、もう少しシュッとするだろうに。機能的には満足なだけに、その点のみとても残念である。

シンプルな加湿器が続々

と、悩んだ末に野暮ったさに目を瞑り上記の品を購入したのが2年前。当時探した中では一番良いものを選んだと思っているし、今日も我が家を安全で清潔に潤してくれている。

だが最近、機能的にはほぼ同等で見た目がよりシンプルで美しい加湿器を見つけてしまった!

山善のスチームキューブ。シンプルな見た目でとても良い〜!実物を見たことが無いし実際に使用していないので確かなことは言えないが、チャイルドロック等が無いこと以外は象印の品と機能は同等だろう。正直、今なら間違いなくコレを選ぶ。

象印がスタイリッシュに

ここからは余談です。

象印、機能が優れてるのに見た目で損して勿体無いなぁ〜と思っていたら、ちょうど数日前に象印からこんなニュースリリースがあった。

『STAN.』シリーズのメインターゲットは、30代の共働き・子育て世帯。ターゲットの多くが求める“楽しむ家事”“ラクな家事”に応える多彩な機能やお手入れの手軽さ、子育て時に嬉しい使いやすさと安全性など当社がこれまでに培った製品力をベースに、インテリア空間になじむ佇まいのデザインを取り入れました。ライフスタイルの多様化の中核であり、次の時代を担う世代に向けて、新しい“暮らしの道具”を提案します。なお、『STAN.』シリーズのデザイン及びクリエイティブディレクションは、当社と株式会社TENTとのコラボレーションにて行いました。
お客様の暮らしに“STANDBY(スタンバイ)”し、安全で使用しやすい“STANDARD(スタンダード)”な製品をつくり続ける。そんな象印の“STANCE(スタンス)”を詰め込んだ新しい家電シリーズが、『STAN.』です。

ブランドコンセプトがしっかりしてる!外部のデザイン事務所が入ってちゃんとディレクション&デザインされてる!見た目がとてもスタイリッシュ!象印のロゴマークの象さんが映えてる!

このSTAN.というシリーズ、とても良さそう。今はまだ4つの製品しか無いみたいだが、他の家電も作って欲しいなぁ。

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