コーチングTips⑤ 「質問」の影響力(オープン/クローズクエスチョン)
コミュニケーションはキャッチボールと言われます。
相手が投げたボールを正面で受け、相手が取りやすいところに投げ返す。
まさに、野球のバッテリーのようなイメージですね。
このボールのやりとりを対話に変えてみると、言葉のキャッチボールはできていますか?
相手に言葉を投げかけるとき、どんな問いかけをしているでしょうか?
正面で受け、相手が取りやすい場に返していますか?
質問は相手とコミュニケーションを築く上でとても大切なスキルです。
オープンクエスチョン・クローズクエスチョンを使い分ける
相手が「はい」「いいえ」で答えられない質問をオープンクエスチョンと言います。
相手の中の考えや想いを引き出す質問は、こういったYES,NOで答えられない質問が有効です。
「上手くいくには何が必要だと思う?」(WHAT)
「他にどんな方法があるだろう?」(HOW)
5W1Hを使うと思考を広げ、イメージしやすいです。
ただし、WHYは相手を苦しめる質問になるので注意が必要です。
「なぜできないの?」「なぜこうなるの?」
「なぜ、なぜ、なぜ・・・・・」
上司に問い詰められて、気がおかしくなりそうになった過去を思い出します。。。
反対に、YES、NOで答えられる質問を、クローズクエスチョンといいます。
限定的な回答で、新たなアイディアや意見もでず、広がりがありません。
ただし、相手の意思確認や覚悟を決めて欲しい時に、絶対的な信頼を込めて聴くこともできます。
「本気でやろうと思っている?」
相手の意思をクローズクエスチョンで確認し、その上でオープンクエスチョンを使って具体的にどうしていくか、何が必要か、質問を使い分けて話していくのも良いかもしれません。
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