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客観的データに基づいた「将来」から考える就活の「軸」とは?!

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

前回はアイデアを生み出すネタ集めのコツについて書きました。
情報の仕入れ先のご紹介と、日頃から意識を向けることの重要性について。
ぜひ読んでみてください。
https://note.com/_amulet/n/n99fbcdecae17

今回は「就活の軸」の捉え方について書こうと思います。

就職活動中、「軸」って言葉をよく耳にしませんか?
業界だったり、成長できる職場だったり、いろんな軸が存在しますよね。

自分に合う業界・職種ってなんなんだろう、先日お話した就活生の方も、
この「軸」について定まっていらっしゃらなかったので、色々とお伝えした中で
こんなお話をしました。

「業界や職種によっては努力しても給料は上がりづらいし、転職する時は苦労しますよ」と。

マイナビさんが出している「2021年卒 大学生就職意識調査」のデータの中で、2021年度の就活生のデータ、「企業選択のポイント」という項目があります。
その中で、「一生続けられる会社」の支持は4.5%でした。
出典元:マイナビ2021年卒 大学生就職意識調査

このデータから、就活生の頭の中には「転職する可能性」があると
少なからず考えられていると思います。

そこでもうひとつ、データをみてみましょう。
dodaさんが提供している「転職求人倍率レポート(2021年3月)」。
https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/ (2021年3月のデータ)

ここに記載されているのは、
求職者数と求人数の割合を業界や職種で示したものになります。

1倍だと[求職希望者数=求人数]
1倍以上だと[求職希望者数<求人数]で【売り手市場】
1倍以下だと[求職希望者数>求人数]で【買い手市場】
と言われるのが一般的です。

では、2020年3月の転職マーケットで言えば
全体では求人倍率が1.86倍となりますので一般的には【売り手市場】になります。

ただし、業界別でみてみると、
小売・外食 → 0.74
IT・通信        → 5.58

そして、職種別でみると
一番低いのが事務・アシスタント系 →  0.20
一番高いのが技術系(IT・通信)     →  8.02

ご覧の通り、全体では売り手市場と言われていても、業界や職種別に細かく見た場合、需要と供給のバランスに大きな違いがあることがわかります。

軸は定まっていない。とはいえ、就職はする。そして、きっとこの先なにかしら働き続けることは間違いない。それであれば、企業を選ぶ「軸」のひとつに上記のような感覚も持っておいてもらえればいいのではないかなと思い、今回そんなお話をしました。

私はこれが全てだとは思っていません。
働くって意味を含めて、やりたいことや楽しいこと。自分ができることなど、いろいろな
「軸」を持っていていいと思っています。ただ、その目線のひとつに「将来」も入れて欲しい。

倍率が高いということは、必要とされる分、チャンスも比較的多くて、需要が高いので
相対的に見れば給与や条件も良いことが多い。逆は言わずもがなです。

何がしたい、何がむいているということも大切ですが、どの業界に身を置いて、どんな職種に従事するか。
将来についても考えてみることが、私はとても大切だと思っています。

ちなみに私が就職した2003年は、この倍率が壊滅的な数字だったので選ぶという感覚はなく、
とにかく仕事に就ければという感じでしたw
自分たちでその選択ができる社会になってきているって、つくづく良い時代になってきたなって思います。

客観的な数字を含めて、将来について考えを巡らせる機会になれば嬉しいです。

次回は、弊社クライアントの候補者のお話について書きます。
企業の決め手が「それっ〜?!」ってなったので。
採用担当者の方にぜひ読んでもらいたく思います。お楽しみ。

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