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リモートワークをうまく機能させるために必要なこと

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

前回は「就活生に贈る、最高にシンプルな業界選びのポイント」というタイトルで書きました。
就活生のみなさんが企業選びに悩むことが多い中、シンプルに「直感」も加えて欲しくて、私がIT業界を選んだ理由を取り上げました。
就活中、業界を決められないとか、どの企業がいいか悩むといった学生さんにはぜひ読んでいただきたいと思います。
https://note.com/_amulet/n/n9a19aaeb4302

以前、採用の見地から考える、テレワーク導入の重要性について触れました。今回はコロナ禍で普及したリモートワークの今後について、考えてみたいと思います。

これまでの約2年、多くの企業ではコロナ感染防止の観点からリモートワークを推進してきました。その結果、コロナ禍を機に加速したリモートワークが定着し、継続している企業がある一方で、様々な理由でオフィス勤務に戻す企業も多く存在しています。
経団連が政府に「出社7割削減」の見直しを要求したことも含め、各企業は出社か、リモート継続かの判断を迫られています。

そんな中、出社頻度はどれくらいがベストなのか?というお話がクライアント様とのやり取りの中でよく出てくるようになりました。

企業によって、ベストな割合は様々だとは思いますが、出社頻度については各所でアンケートが公表されています。
パーソル総合研究所にこんなデータがありました。

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https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/research/assets/telework-survey5.pdf
【パーソル総合研究所 第5回・新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査 P28から抜粋】

データを見て思うことは、やっぱり人それぞれいろんな希望があるということ。
フルリモート希望が約20%、一方実施したくないと答えた人は約8% いらっしゃいます。
社員の様々な希望を反映させるのであれば、会社が何日と決めるのは非常に難しい。このデータからいえば、会社が何日と決めるよりも社員が選べるようにするのが最適解かもしれません。

しかし、この選べるようにするという「自主性」を問う決定が非常に難しいことも、また事実です。
この「自主性」こそがこれからのリモートワークをうまく活用する重要な要素だと感じています。
そして、この自主性を担保するのに必要な要素が「信頼」ではないか。

これは、リモートワークをうまく活用している会社様を見て感じたことです。では、その会社様がコロナ禍で何をしていたか。
それは、コロナ禍前のオフィス出社時よりもコミュニケーション量を増やしていました。
オンラインでの接触を増やし、チャットなども含めてコミュニケーションを活発にするような取り組みをされていました。

これを見て「信頼」の原資はコミュニケーション量に比例するのではと感じています。

リモートワークの時代において、働いている姿を見れない環境下では社員の自主性が問われる。
自主性を持って働いてもらえるかどうか、それは信頼がなければ成り立たない。では、その信頼はどうやって醸成するか。
そのために、その人のことを知るべくコミュニケーション量を増やす。

リモートワークをうまく運用するためには、今まで以上にコミュニケーション量を増やす必要がある。私自身はそう感じました。

とはいえ、自主性を持って働いてもらうには会社との「相性」も必要です。
リモートワークだけではありませんが、今後はより一層採用の質、組織文化の浸透が会社のパフォーマンスを左右することは間違いありません。
これはまた別の機会に考えたく思います。

次回は 職場環境の重要性 をお話します。
堅い内容に見えますが、内容は具体的でわかりやすいものにしますので、ぜひ読んで頂きたく思います。お楽しみに!

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