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モノの見方で世界が変わる?!視点変えのススメ

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

以前、こんなニュースがありました。

「NTTがドコモ社員に「月収10万円賃下げ」提案 内部資料入手」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4dda7a76ca5ee58f9adb3f43ece85c7539c881a

その後にみたニュースがこちら。
「米Amazon、平均年収を4000万円に増額 ボーナスなどの追加も」
https://blogos.com/article/578102/

docomoは給与ダウンの話、理由はグループ企業で足並みを揃えるため。
Amazonでは給与アップの話、理由はエンジニアの流出を防ぐため。

日本は下降トレンド、アメリカは上昇トレンド。
とてもわかりやすい構図。

では、実際日本とアメリカのお金事情はどうなのかを考えてみました。

日本とアメリカ、お金の価値にどれくらいの差があるのか、海外へ行った時のホテル代や食事代などの「物価」で判断できるかなと思います。

アメリカでは、昼食に20ドルくらい払わないとまともなモノが出てこない印象がありますが、日本では1000円もあれば普通に食べることができる。そしてそこそこ美味い。

価格差についてはビックマック指数という、「購買力平価」で確認することができます。調べてみると、なんと今や日本はOECD38カ国中、最低水準。

歴然とした物価差がありました。

このAmazonのニュースはかなり高水準の給与のニュースであることは間違いありません。
ただ、シンプルにアメリカで住み働くにはお金が必要です。
一方、数十年モノの価格が変わらなかった日本の給与は下がり、物価も上がらず、後退。
消費者としては安くて良いものにありつける。その恩恵を私も受けているので強く言えませんが、
日本はいつの間にか「安くて良い国」になっているように思います。

コロナ前にはアジアからの観光客が爆買いしているのを目にしていましたが、逆に今や日本人は海外に出ると訪れる国によっては「高い」と感じるはずです。

このnoteでも何度か取り上げていますが、最近日本でも様々な要因で値上げのトレンドに変わってきました。
消費者にとってはあまり歓迎できない事象なのかもしれませんが、大きな視点で見れば新しいトレンドに突入し、
物価上昇とともに給与水準も上がる可能性があるのでは?と思っています。

今回のNTTグループで足並みを揃えるといったニュースが大々的に報じられている現状を見る限り、
まだまだこういった事例はたくさんあり、給与上昇のトレンドまでには時間がかかるかもしれません。

ただ、消費の原資である給与が上昇すると、この数十年動かなかった経済の流れが変わってくる。
私はそう、捉えています。

メディアがどういう意図でこのニュースを報じているのか。

メディアがどういう意図でこのニュースを報じているのか。
景気でいうところの「気」の部分をメディアが操作しているとすれば、見る側である私たちも視点を変えていかねばと思った次第です。

そんなことを考えている中、日本でも景気の良いニュースだってあるんです。
「日本酒「獺祭」製造部の大卒初任給、30万円に大幅引き上げ、“5年で平均基本給2倍”目指す/旭酒造」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8c778a774dff3ac7e940ce94c1f4984a53e2e92

「日本」という国にバイアスがかかってしまって、どこか下降トレンドにばかり目が行きがちですが、
こういう上昇トレンドを感じるニュースにもっと注目したいですね。

いずれ私を含めて日本人が大好きなApple製品は、高くて手が出ないなんていう未来にもなりかねないと思うと、なんとか好転して欲しいという想いをのせてこのニュースを取り上げてみました。
上昇トレンドのお便り、お待ちしております(笑)

また来週お目にかかりたく思います。

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