見出し画像

ハラスメントの累乗?

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

仕事柄、ハラスメント教育の相談など受けることがありますが、多くの会社様では粒度の差こそあれ、何かしら対策をしたりと取り組んでおられます。

ですので、その手のニュースには敏感でキーワードを見つけると読み込んでしまいますが、先日ある新聞記事にハラスメント・ハラスメントという記事を読みました。
要するに逆〇〇みたいなことなんですが、2回同じ言葉重ねて表現するとギャグみたいに見えますw

そもそもハラスメントのはしりは、89年のセクシャル・ハラスメントらしく、その後、平成を代表する言葉として広く認知されました。令和に入り時代が移ってもハラスメントの概念は拡大し続け、多様な形態のハラスメントが問題視されるようになっています。

で、ここにきてハラスメントと主張しすぎると、ハラスメントの累乗みたいな話になるんですよね。
元あったハラスメントから、逆になって、要するに部下から上司へなど立場が逆転した逆ハラスメントが登場したわけです。難しすぎませんかね世の中、、

不都合なことや、不快なことをなんでもハラスメントと騒ぎ立てるハラスメント、舌噛みそうな表現ですね。

SNSなんかでも色々と動画があがっていますが、上司から飲み会に誘われて、飲み会を強要された、これパワハラですよね?ってのが一例ですね。

こういうのってコミュニケーションの質が低いことが、理由の一つだったりすると思います。
上司と部下、同僚同士であっても、日頃のオープンで透明性のあるコミュニケーションを確立することが、誤解や過度な主張を防ぐ一歩となると思います。
病気になってから病院行くみたいじゃなくて、未病の状態で何ができるか、みたいな感覚、僕的にはこれが大切。
異なる意見を尊重できるのは、日頃のコミュニケーションであるはずで、
近年はリモートワークだったりで仕事にダイレクトな要件でしか話をしないなど、弊害は出てきていると思います。
もちろん私の知っている会社様でリモートだからこそ、以前に増してコミュニケーションを強化しているようなところがあったりしますが、そういう意識した取り組みがないと、日頃のコミュニケーションなんて減少の一途なわけで、コミュニケーション量が減れば許容範囲も狭くなったりしませんか?って話。

自分に合わない意見があるのは当たり前で、ただそれに過剰反応するメカニズムがあるとするならば、そちらにフォーカスして対処するようなことがあってもいいように思うんですね。
イメージ的には花粉症の舌下免疫療法です。
違う意見を少量ずつ感じることで大きな反応にならないという感じです。

教育とか意識改革とか企業文化の見直しなど、難しいことを並べるのは意外と簡単で、実は日頃誰でもできること、簡単なことができていないというのがポイントな気がするのです。

完全に発想が昭和なのですが、強ち悪くないと思って取り上げました。

難しい世の中って嫌だな〜と思う一方、何か対処して素晴らしい世の中に少しでも近づけるといいなといつも思っています。

今週もお読み頂きありがとうございました。
また来週お目にかかりたく思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?