後悔しない行き先
ひらです。
今日はここ最近の悩みの種について書いていきます。
長いです。
私の祖父は6/26に救急車に運ばれてそのまま肺炎で入院。
病室に移動した祖父はオムツを付け、顔が真っ青で何とか息をしていた。
苦しそうに「あー、あー」と唸り今まで見た事ない姿に胸が締め付けられる。
おじいちゃん子だった私は祖父が大好きだった。生まれてから今までたくさんの時間を過ごしてきた。
私も24歳になって子供から大人になった。
祖父はもう91歳。もしかしたらこのまま死んでしまうのかもしれない。
そう思うと無性に悲しくなった。
頼むからもう少し頑張って、と少し冷たい手を握りながら祈り続けた。
当初は入院期間は2週間ぐらいと言われてたけど今も入院している。
もう1ヶ月半も病院。
この1ヶ月半で体調は良くなったり悪くなったりを繰り返してようやく今安定してきている。
元々偏食の祖父は病院食が美味しくないと言って全く口にしなかった。
そのせいで体に栄養がいかずまた体調を崩すという悪循環をずっと繰り返していた。
私は週に2.3回、行ける日には必ず病院へ行き祖父にご飯を食べさせた。
祖父は「もういらん!!」と言いつつ「これで最後だよーー!」と誤魔化しながらスプーンで口に運ぶ。
その甲斐あってか体は良くなっていった。
でも長く寝たきりのせいで足が悪くなり1人で歩くことが出来なくなった。
トイレもオムツでしている。
祖父はしきりに家に帰りたがってるけど病院側は酸素のこともあるしどこかリハビリをしてくれて下の世話もしてくれる施設に入った方がいいんじゃないかと言う。
私は生きることだけを施設でやるよりも家で祖母と暮らした方が幸せなんじゃないかと思ってしまった。
現実的に考えて私が毎日オムツ替えて歩く時の補助ができるわけじゃない。
だから施設に入った方がいいんだ。分かっているけど祖父の気持ちを考えるとこれまた辛くなった。
自分の休みは祖父の面会で一日が潰れる。
やりたいことも沢山あるしせっかく買ってきた新聞や折り紙もすぐ「持って帰ってくれー」とか言われるとムッとしてしまう。
せっかく来たのになんだその態度は!!もう来ないからね!!!
そんなことを一瞬思うけどそのまま祖父が死んだら自分は「あの時ああしておけば」など絶対後悔するのでまた病院に足繁く通う。
入院して体調が安定せず落胆していた時に、カメラマン仲間の看護師さんに祖父のことを相談した。
「もしもう死んでしまうとしたら今できることを後悔しないようにやって、おじいちゃんと笑って楽しい時間を過ごせるといいね」
その言葉が今でも心に残ってる。
もし祖父との時間が限りないのだとしたら一日一日を後悔なく過ごしたい。
それが今出来る最善のことなのだ。
今日は酸素が取れた祖父を屋上に連れていった。
きっと1ヶ月半ぶりに外の空気を吸ったはず。
「今日はあかりのおかげでいい日になったよ」
すごく嬉しかった。
車椅子を押しながらそんなことを言われて今までのわがままなど全部どうでも良くなった。
私はなんてちょろい。
このささやかな時間がずっと続いて欲しいなとセミが鳴いてる中思った。
後悔したくないから、今自分が祖父にできることを沢山しよう。
だからもう少し頑張って生きて。
めっちゃ長文。
ずっとどこかに吐き出したくてでも書こうに書けなくて、、
今日やっと全部吐き出せた気がします。
ここまで読んでくれた人ありがとう!
ひら
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