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フロントエンドエンジニア兼PMからディレクターに転職します

(画像は私の新生活を支える愛猫)

1月末で2年4ヶ月働いた会社を退職します。
フロントエンドエンジニア兼PMとして働いてきましたが、次の会社ではディレクターとしてプロジェクトマネジメント・プロダクトマネジメントを中心に働きます。

どうして今の会社に入ったか

エンジニアになる前は特許事務所で事務員兼翻訳者をやっていたのですが、趣味で始めたプログラミングが思った以上に楽しく、これを仕事にしたい!という理由で転職活動を始めました。現職を選んだ理由は、フロント〜バックエンドと広く担当させてもらえる点と、開発メンバーと話した際の印象が一番良かったからです。

なにをやってたのか

社歴と主にやってた業務です。フロントエンド+rails部分の開発とPMもやっていました。

〜入社半年→Ruby on Rails×Vue.jsでCRMの新規開発
半年〜1年→Go×Nuxt.jsで社内ツール(toB要素あり)の新規開発
1年〜1年半→上記2つの保守と機能追加
1年半〜2年半→Go×Nuxt.js(TypeScript)で既存社内ツールのリニューアル

どうして転職するのか

1. スキルがある人がたくさんいる環境で働きたい
先に断っておくと、現職にもスキルのある方はいます!
ただ、人手不足で入社3ヶ月目から約1年フロントエンドを1人で担当していた期間があり、自分のコードが時にはレビューなしで本番に乗ったり社内のフロントエンドの基準になることに常にプレッシャーがありました。

一番大きなきっかけは約1年前に業務委託のメンバーが進めていたプロジェクトに途中参加したことです。TSとはいえ、読めない・分からない!
社内と社外のレベル差を感じました。

人員増加の話が出ていたので、開発リーダーに自分よりキャリアのあるエンジニアを入れてほしいと伝えつつ、社内勉強会を開いたり、仕事のコードを参考にしつつ覚えたての設計や言語を個人開発で使ってみました。

何とか開発は進みましたが、「自分のスキルは業界で見たらかなり低いのでは?他の会社はどうなんだろう?」と自分の目が外を向くようになりました。

2. プロジェクトマネジメント・プロダクトマネジメントをもっと極めたい

「スキルがある人がたくさんいる環境で働きたい」と転職を考えたときに、迷ったのが職種です。現職ではエンジニアがPMを兼任しており、私も社内ツール3つで実質PMをやっていました。体感ではエンジニア:PM=7:3の働き方でした。

転職を考えはじめた時、次はエンジニアかPMのどちらかを選ぼうと決めました。エンジニアとPMを兼任できることが入社時はメリットでしたが、3年目以降も同じ働き方を続けると中途半端になるのではと不安だったからです。

エンジニア業務もPM業務も好きで悩みましたが、今までの仕事で楽しかった時や辛かった時を思い返すと、ワイヤーフレームを見ながらチームで会話をしたり、CSさん達と資料を見ながら一緒に要件を作ったり、メンバーと期日と機能どちらを優先するかで意見が分かれて納得してもらえなかった事が浮かびました。
1週間ハマったエラーを解決したことやバグを起こしてリリース後にロールバックさせた事は自然と浮かびませんでした。

自分はモノ作りが好きで、今までもチームで良いものを作れるように動いてきた。そして、それをもっと上手にやれるようになりたい、と少しずつ分かり、転職活動をPM・ディレクター職に絞りました。

3. 社内の評価と社外の評価にギャップを感じた

現職ではそこそこ良い評価をいただいておりこのままPMを目指すという選択肢もアリかと最初は思っていました。しかし、転職活動を進めるほど、社内と社外で評価される内容が微妙に異なるのが引っかかりました。

現職では前述の通りエンジニアが複数プロダクトを兼任しつつPMを担当することもあります。「社内の業務フローを支える」という観点ではできていたし、そのバランス感覚のようなものも評価されていたと感じます。

しかし、PMとして転職活動をすると「担当のプロダクトの顧客価値・事業価値をどれほど伸ばしたか」「どのような施策を打ち効果測定はどのように行ったか」などを問われます。

正直言葉に詰まりました。担当の社内ツールでは効果測定はしておらず、改善した機能がどの数字にどれほど貢献しているかまでは説明できませんでした。社内ツールなのでtoCのように見えないユーザーの課題を発見する性質のものではなく、事業の変化から起きうる問題や報告されたバグを早く潰して業務を止めないことが最重要という違いもあり、効果測定をするメリットをそもそも感じていませんでした。

しかし社内ツールだという理由を抜きにしても、常に複数プロダクトを保守しつつ何らかのプロジェクトが進んでいる状況で、issueが溜まる一方で改善ができないプロダクトがあるのも事実でした。

そのため新規開発時のプロダクトマネジメントやプロジェクトマネジメントで話せるエピソードはありましたが、多くの企業ではtoC/toBプロダクトを伸ばした経験のあるPMが求められます。その経験が不足していたことで転職活動は苦戦しました。

社内で評価されていたエンジニア兼PMとしての働き方は評価がされにくい。そして、今の会社で働き続けても自社以外でPMとして問われるスキルが身に着くかは自信がない。面談をするほど、転職活動は厳しいと分かりつつも、PMとして働くなら違う会社でも経験を積んだ方が良いと思うようになりました。

次はどんなところで働くのか

東京の会社でディレクターとして働きます。webアプリケーションやwebサイトのプロジェクトマネジメントから始めて、プロダクトマネジメントまで徐々に分野を広げていきたいと思っています。

新しい職場は、転職に至った経緯から「PM・ディレクターが複数在籍しているか」「新規開発からリリース後の改善まで長いスパンで関われるか」「効果測定や改善をどのように行っているか」を軸に、今までの経験も評価していただき、ご縁のあった会社に決まりました。
社名は試用期間が終わったらTwitterのプロフに載せる...かも。

有給消化の2週間は、個人開発でNext.jsを触りつつ積ん読を消化する予定です!!

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