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“自分のことがわからない沼” 脱出法

私は思い立ったらすぐやりたい人で、友人にはよく「今の人」だと言われています。(電話を取り損ねると、もう話の熱は冷めてしまっていると。笑)
 

その時々で好きなことやりたいことはハッキリしているタイプなので、「自分がどうしたいのかが分からない」という時間を過ごすことがありませんでした。
でもこの働き方をする前の数年間、自分の意思が全く掴めずランチのメニューでさえ周りに委ねていました。
本当に何をするにもどうしたいかがわからず苦しかったです。
そんな私が「ワタシを見える化する」という文章が書けるようになるまでの原因と解決策を書いてみます。
 


“ワタシ”を見える化するとは?

簡単に言うと見える化=言葉にするということです。
私たちは心に感情が湧き上がった時、瞬時に感情を言葉に変換しています
 

例えば
プレゼントをもらう→”嬉しい”という言葉に
理不尽に怒られた→”イライラする”という言葉に
こんな風に出来事が起こって→感情が湧き上がったら、トン→パン!と瞬発的に感「嬉しい!」「イラッ!」となどと的確な言葉に変えることができます。
私たちは四六時中、言語化しているんです。
 
ちなみに「嬉しい」という言葉を使わずに、嬉しいと伝えるってなかなか難しいですよね。
顔をニコニコさせても「この人嬉しいんだな」と伝わるかと言ったら…「ニコニコしている人だな」としか伝わらないかもしれないので…笑
そのくらい私たちは、自分のことを的確に言葉にできるんです。
レベルの違いはありますが、言語化ができないと人はいないと思っています。
 
 

自分で「自分のことが分からない」はなぜ起きるのか?

自分のことが分からないって本当に苦しいんですよね。
私は数年もの間、何か行動したいのにできない、周りを見せ焦るのに何もできずに時間だけが過ぎる…この状態からずっと抜け出したかった…なのにできませんでした。
 
理由シンプルで「自分より他人を優先したから」です。
 

・本当は行きたくないけど、断るの悪いしな…
・本当は嫌だけど、我慢しよう
・本当はやりたいけど、周りに何か言われそう
 
こんな風に「自分の気持ち<他人・世間」を優先することありませんか?
でも生きていたら色々あるので、時々ならいいんです。
でも毎日、すべての選択基準が他人だったらどうでしょう?
 
自分は「本当はやりたい」「本当は嫌だ」と主張しているのに、全無視して他人にいい顔するんです。「もう知らない!本当の気持ち教えてあげないから!」心は拗ねて当然ですよね。
こっちを見てくれないなら言わない、と心が不貞腐れてしまうのは当然のことなんです。
私はこんな風に数年本音を無視し続けた結果、自分がどこに存在しているのか分からず、周りの顔色や気持ちを優先(勝手に想定)するようになりました。
 
 

自分が分からない沼」から抜け出すには?

この沼を抜け出すには、自分と向き合い自分の声をいちいち採用してあげることしかないです。外側ではなく内側をみる。
 

・本当は行きたくないなら断る
・本当は嫌なら我慢しない
・本当はやりたいならやる
と優先順位を常に1位にしてあげるのです。
もちろん最初は「断る」ができなかったのですが、「飲み会は苦手なので、ランチに誘ってください」など代替え案を出せるようになりました。
この時に大事なのは感情を分解し、見える化することでです。
 

「行きたくない」と感じる原因を考えてみる
・仕事終わりに出かけたくないから嫌
・飲酒が嫌
・誘ってくる人が嫌
何が嫌かを言葉にして認識することで、我慢がいらない代替え案が出せるようになていきました。
 

自分を知って、否定せず寄り添って、採用してあげる。
これをしばらくやっていると「感情瞬発変換」の感覚が戻ってきて、嬉しい・嫌などの強めの感情の他に、「しっくり」など繊細なニュアンスも感じ取れるようになります。
この状態になると、迷う時はあるけれど「本当はどうしたいの?」と自分に聞けばちゃんと心は反応し言葉で教えてくれるようになります。
 

 

まとめ

私は「言葉で誰かの感情を揺さぶり、動かしていく」というライティング術をお伝えしていますが、自分のことが分からないと言う状態では誰かを動かすほどの熱量を宿すのは無理です。
 

何年もの間、集客に悩む方々と向き合ってきましたがやっぱり「自分を見える化する」、つまり自分の内側と常に向き合い腹の底から言葉を出せる(私の言葉がある)人に、人は集まるのだなぁと感じます。
 
今できていなくても落ち込むことはなくて。
自分が分からないのならまずは、いきなり発信し言葉が出ないことに絶望するのではなく「自分の内側の言葉をノートにメモしてみる」と感覚が戻ってくると思います。
 
落ち込んでる場合でも、できない…なんて不貞腐れてる場合でもありません!
子供の頃に戻ってめいいっぱい自分を感じ、言葉で自分を見える化し、世の中にぶちかましちゃってください!
あなたの言葉を待っている人が必ずいますから、焦らず、ゆっくりです。


文章書くのも読むのも大嫌い&苦手からの大逆転。笑


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