試験に追われる中でも大学生のうちにしておくべきことがある。
「医学生だから勉強しないといけない。」
「医学の進歩に振り落とされたら挽回できなくなる。」
そんな言葉に鞭を打たれ、現実的には試験に追われ、落単の恐怖に怯え、私たちは教科書を暗記する。
残った時間は、だいたい部活に沈んでいく。
自分も何年かずっとそんな生活をしていた。
それなりに楽しかった。しかし、それは本当に僕らのやりたいこと、やるべきことなのだろうか。
もっとしておくべきことがあったのではないだろうか。
大学時代は、平等に与えられる比較的自由な時間がある。
この時間の使い方はとても重要であるはずだ。上記のように時間を使っても構わない。間違いなく、少なくとも医者になって困ることはなさそうだ。
ポリクリの自己紹介で「所属していた部活」をほぼ必ず聞かれるように、それがスタンダードなのだ。
「勉強」はもちろん必要だ。
理由は単純で、CBTや国家試験に通らないと医師免許が手に入らないから。（理由は挙げたらキリがないので、わかりやすいものだけ挙げておいた）
それを逃さない程度には、勉強する必要がある。
もし、あなたが医学の勉強をとても頑張りたいなら。教科書の先に ”相手” が浮かぶようにしておくことをオススメする。
文字を覚えるのってしんどいから。
＜尿崩症＞
・ADH作用の低下で再吸収が低下し多尿となる
・ADH分泌が低下する中枢性と作用部位である集合菅が障害される末梢性がある
・検査は水制限、高調食塩水負荷
・治療は・・・・
講義スライドって本当にこんな感じで、知識の羅列。これをえげつない量、覚えることになる。
この文字の先に映像が浮かぶと、覚えるのがとても簡単になる。
意味記憶ではなくエピソード記憶を使うってことだ。
そのために例えば、患者さんと会える場所に出かけていくなんていう行動が必要になる。疾患によるが、病院である必要は必ずしもない。
「いやー、勉強はほどほどでいいよ！」って人には、この5つをオススメしたい。
自分のありたい姿を明らかにする
「ありたいすがた」に関しては、この記事が良記事なので是非見てみて！
あなたは将来、どんなことをしていたいのだろう？ どういう状態だったら幸せなのだろう？
それを考える期間がこの大学生活ではないでしょうか。
全く考えておらず、実習が始まる5年生前後であわあわと将来について悩みだす・・・・そんな人がいっぱいです。（自分も例に漏れず。。。）
自分の軸がある程度決まっていれば、それからの勉強に集中できる・・・はず。
心からワクワクすることを探す
自分の「ありたいすがた」を探す上で必要なことの1つが、ワクワクすることを探すこと。
それを探すにはとにかくやってみるしかありません。
「人に言われたから」 「周りがしているから」ではなく、
「自分がしたいと思ったから」
「あ、これやりたい・・・・！」って思ったことにすぐ飛び込むこと。
このフットワークの軽さが重要。
私も面白そうなイベントがあると、その場で東京行きの飛行機をポチることがよくあります。
お金や時間など引き換えにするものはありますが、将来への投資だと思って割り切りましょう。
だってワクワクするんだから。それがきっと、自分の「ありたいすがた」に繋がっているはず。
リスクを取ろう
大学生って失うものが少ない。地位もない。家族もいない。怖いものって退学ぐらい。
今こそフットワーク軽く、いろんな場所に出かけた方がいい。
良さそうな機会を誘ってもなぜか、「試験が近くて・・・・」って言う人が多い。
こう言う人には、合格率100％を目指しているのでは？というような印象を持っている。
試験も確かに大事。
でも、その場を逃すと2度と手に入らないものの方が大事かもしれない。
試験勉強は他の時間でやっておけばいい。もちろん、試験にもよるけどね。
夢を話し合える友達を作ろう
ワクワクすることって何？やりたいと思うことって何？
そんな話で後輩と盛り上がっていると、ポツリとこんなことを言われた。
「同期の人とこんな真面目なことは話さないな。笑われると思う。」
これってすごくもったいない。そんな環境、今すぐ変えた方がいい。
周りにいないかもしれない。同級生にもいないかもしれない。
もしかしたら、同じ大学にはいないかもしれない。
でも、絶対どこかにいる。キラキラしながら自分が好きなこと、やりたいことを話せる相手が。
学生時代のうちに、心を開いてそんなことを話せる人を探しましょう。そして心を開く練習をしましょう。
イケてると思える大人に会おう
イケてるってのは、「こうなりたい」と思えるってこと。
こうなりたいと思えるような、イケてる大人と出会いましょう。
学生とだけ群れていたら出会えない。大人も出てくるような場に顔を出してみよう。
※2018/3/2に書いたブログを転載しています。
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