根本篤志

絵描き

根本篤志

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最近の記事

写生大会のこと

小学生の時、恐らく4、5年生くらいの時だったと思う。 授業で写生大会があって、学年のみんなで小学校の近くの公園に行って絵を描いた。 各々が公園の好きな場所で、首から紐で吊り下げるタイプの画板を広げて、画用紙に鉛筆と水彩で絵を描いた。 (もしかしたら公園で使ったのは鉛筆だけで、水彩を使ったのは学校に帰ってからだったのかもしれない) 公園には煉瓦で作られた時計台や、煉瓦で作られた3連の小さな滝、中くらいの円形の広場など、公園の中での目玉スポットみたいな場所がいくつかあって、そう

    • 予備校の話

      もうすぐ四月ですね。  入学する人、卒業する人、次年度の受験に向かう人、転職する人、変わらず日々が続く人もいると思いますが、それぞれ生活の節目を迎えるのだと思います。  私が高校生の時、年末の雰囲気が嫌いでした。ただ一日という時間が過ぎるだけなのに、なぜ年明けという行事で盛り上がってるのか気に食わなくてずっとイライラしていました。それで、年越しの準備をしている親に食ってかかったら、節目や区切りが大事なんだと怒られた記憶があります。めんどうくさい高校生だなぁ。  今となっ

      • 「コーヒー片手におにぎり」ありがとうございました!

        アキバタマビ21 「コーヒー片手におにぎり」 2022年12月3日(土)〜2023年1月9日(月・祝) 1月9日で約1ヶ月の展示が終了しました。 最終的に900人以上の来場者があったという報告を受けまして、皆様には心から感謝を申し上げます。 たくさんの人が来てくれるということは一見単純でも、とても難しいことです。 3331ArtsChiyodaのようなギャラリーがたくさん入っている場所というのは、そこに行けば複数の展示が観れるというとても嬉しい場所で、それは作家の目線から

        • 大晦日

          今年も1年大変お世話になりました。 2022年は2月に入籍し、指輪を手作りするという大きい出来事から始まりました。 その後すぐ個展があったのもあり、1・2月は大忙し。 春からは日大芸術学部で非常勤を勤めさせていただくことになりました。 仮囲いのお仕事は春の描き替えに、夏はびっくりするくらいの炎天下で仮囲いの描き替え。 デザインの仕事もいただきつつ、秋からは多摩美でも去年と同じように授業を受け持たせていただきました。 展示も2月の個展から少し間を開けて、秋には銀座のグループ展

        写生大会のこと

          ある朝の話

           現在3331ArtsChiyodaのアキバタマビ21で開催中の「コーヒー片手におにぎり」のエピソードを少し。  展示作業中、1人朝から会場に入った私は、岡村さんの音楽を流しながら展示風景を想像していました。  ささきさんの絵や陶器、喰田さんの写真、常間地さんの映像、岡村さんの音楽、それぞれがどう影響し合うか。おおよその配置は決まっていましたが、まだビスを壁には打っていないし、まだまだ配置を変えられる余裕がありました。  当初、喰田さんの写真を各作者の作品と混ぜたりとい

          ある朝の話