The Beatles の『Revolver』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は The Beatles の『Revolver』を聴いてみた編をお届けします。

ポップで、サイケデリックで、メロディアスで、先鋭的で、たまにインド風味。キャッチーなだけじゃない…！

非常にバラエティ富かな一枚です。

曲単位で雰囲気がコロコロ変わる楽しさを感じながら、是非読んでみて聴いてみてください！

1.Taxman

咳き込み。気怠げにカウントして始まる。ベースラインが印象的。楽しげ。刺々しいギターの音。スパーンとしたコーラスが気持ち良い。不思議な金属音、色んな楽器の音が聞こえる。

2.Eleanor Rigby

クラシカル。ドラムもギターも無い、弦楽器の音だけなのに壮大な世界観。美しい。冬っぽい。

3.I'm Only Sleeping

だるんだるんなリズム。不思議な気持ちになる。逆回転ギターの音に吸い込まれそう。シャキシャキしすぎてアコギじゃないように聞こえるアコギの音。謎の楽器の音。歌声が甘ったるい。メロディアス。

4.Love You To

…！？凄い…！急にインドに飛ばされる。ここはインド。インド映画が始まる。民族音楽チックなポコポコリズム。ビートルズにこういう曲もあるのかと衝撃。インドたらしめてる音はシタールという楽器らしい。聴いてるとインドを感じて暑くなる。2:40〜からテンポアップするの楽しい。

5.Here, There And Everywhere

コーラスが綺麗。心落ち着くテンポ感。甘くて懐かしい。繊細な優しさとどこか脆い危うさ。絶対にいい夢を見る子守唄。声が主役で演奏があまり聞こえない。

6.Yellow Submarine

カントリー。波の音。サビに入って「聴いたことある…！！」になった。酒場みたいな音。トランペット。効果音たっぷりで遊び心満載。無邪気。1:51〜のくだりが面白い。テンション高い。

7.She Said She Said

突き抜けていく、真っ直ぐな歌声。ギターがびょんびょん歪んでる。「友達とLSDやってたら、友達が気を失い臨死体験した」というエピソードから作られたらしい。残り15秒くらいで加速。

8.Good Day Sunshine

ポップでストレートに良い曲。ピアノの音。サビのタイトル連呼耳に残る。曲の構成がシンプル。エコー。

9.And Your Bird Can Sing

テンポはそんなに速くないのに、疾走感がある。ツインギター。間奏のギター格好いい。アウトロの上昇感。

10.For No One

ピアノとホルン。上品。ロイヤルな雰囲気。枯れ葉がゆらゆら揺れてる秋の公園が浮かぶ。無駄なものが何一つない。

11.Doctor Robert

ジャンクな感じ。ニューヨークの若者。ロックな雰囲気から突然浮遊感MAXになる、を何回か繰り返す。サイケ。綺麗なメロディーで構成される浮遊感ゾーンの中毒性。

12.I Want To Tell You

フェードインから始まる。どこか抜けてるピアノの音。正しいのかもしれないけど、やや不協和音。同じフレーズを繰り返す。手拍子せざるを得ない。アウトロの「あー⤴︎あー⤵︎⤴︎」がインド。

13.Got to Get You into My Life
ポップで軽快なリズム。1:04〜アルバム1声を張ってる。この曲は一緒にタンバリン叩きたい。1:52〜時空が歪みかける。最後の最後までハイテンション。勢いが良い。

14.Tomorrow Never Knows

イントロのシタール。この曲を最後に持ってくるのが凄い…攻めてる。動物の鳴き声のような楽器の音。度々トリップする。音が洪水を起こしてる。混沌。音のカオス。先鋭的すぎる。ドラムは一切ブレずに一定のリズムを刻んでいる。実験的。インドがほのかに香る。

The Beatles は、主に1960年代に活動し、1970年に事実上解散したイギリス・リヴァプール出身のロックバンド。グラミー賞を8回受賞し、24回ノミネート。全世界での総レコード・カセット・CD・ダウンロード・ストリーミング等の売上総数は6億枚を超えている。20世紀を代表する音楽グループである。

CMとかでは聴き馴染みのあったThe Beatles。

ちゃんと変だった…！まさかインドに飛ばされるなんて、想像もしていませんでした。攻めた曲もありながら、大名曲も生み出せてしまうの凄く格好良い。

このアルバムに出会っていなかったら、The Beatlesの印象が全然違うままでした。

歌声のハーモニー、とても気持ち良かった〜！

次回は、Captain Beefheart & The Magic Band の『Trout Mask Replica 』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに！

最後まで読んで下さり有難うございました。