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「後悔のない人生を」現役看護師ゆきなさんのライターという新しい挑戦と、伝えたい思い

ひとつのことを長く続けたからこそ、知れることはたくさんあります。経験を通して得たものは、財産になるのではないでしょうか。

花岡ゆきなさんは、看護師一筋13年。
長年の経験から得たひとつの思い。それは“後悔しないように生きること”。

ライターとしても活動を始めたゆきなさんがこれから伝えていきたい思いは、そこに集約されていました。



看護師のお仕事を通して得たもの

ーー現在は看護師を13年されているとのことですが、長く続けてこられた思いを聞かせてください。

実は、もともとは長く続けるつもりはなくて、辞めたいと思っていた時期がありました。

でも、お仕事を続けていくなかで、新人の教育をすることも増えてきたんです。彼らの成長を間近で見られることが嬉しいですね。

そんなやりがいを感じるようになりました。

さらに患者さんとコミュニケーションをとって「あなたが担当の看護師でよかった」と言ってもらえることがとっても嬉しくて。

「あー、看護師、好きだなぁ。続けたいなぁ」って思ったんです。

ーー今の言葉から感じたのですが、ゆきなさん、心から好きと思えるお仕事に出会えたんですね。
13年間でたくさん感じたこと、学んだことがあるのではないでしょうか。

そうですね。
看護師をしていると、急に亡くなる患者さんや、事故などで意識不明で運ばれてきて、何週間も意識が回復せずに亡くなる方に立ち会うことも少なくないんです。

例えば、病気で余命宣告があれば、ご本人もご家族も少なからず心構えができるものです。
でも、急に最期を迎えることになると、それができない。ご家族もご本人も……。

私たち看護師でさえも、もっとできることはあったのではないかと後悔することもあります。

ーー厳しいくらいに、生死と向き合うお仕事ですね。

ご遺族の方が患者さんに対して、謝罪や後悔を伝えている姿を見ることもあります。

そのときに思ったんです。
自分がそうなったとき、まわりの大切な人たちに「ごめん」と言わせたくないって。

後悔しないように生きていきたいし、まわりの人たちにもそんな風に生きてほしい。

後悔のない人生を生きていくために

ーー看護師さんの言葉、すごく重みがあります……!
その思いから、人生において意識していることはありますか?

興味を持ったことや、やりたいと思ったことはやってみようと思っています。
ライターもそのひとつなんです。

ーーそうなんですね!以前からライターには興味があったのでしょうか。

ありましたね。
もともと文章を書いたり、本を読んだりすることが好きで。
それに現職でもカルテを書く際に、事実を的確にそして客観的に記載する必要があるので、文章力は日々鍛えられています。

その力を活かしたいと心のなかにずっとあったんです。
でも実現はできてなかったんですよね、方法がわからなくて。

そんなときに、ライター講座を主催されている中村綾乃さんのインスタグラムを見つけたんです。
綾乃さんの講座に参加したいと思い、すぐに申し込みました!

趣味のダイビングで知った海のなかの世界

ーーでは今後、どんな記事を書きたいですか?

看護師のお仕事を通して感じた、後悔しない人生を送ってほしいという思いですね。

あとは、趣味でダイビングと三線の演奏もやっているので、それらに関することも書きたいです。

ーーダイビングと三線!ゆきなさんは沖縄の方ですか?

いえいえ。私は生まれも育ちも福岡です。
離島出身なので、小さい頃から海と共に育ちました。だから海が好きなのかも。

ダイビングは10年続けています。合計240〜250本は潜りました!

だからこそわかる、ダイビングショップや機材の良し悪し、素人目線での海の良さなんかを伝えたいですね。

ーーゆきなさんが感じるダイビングの良さ、少し聞かせてください。

「海のなかって、限られた人しか見られない世界じゃないですか」
空や山を撮る写真家の人にそう言われたことがあって、ハッとしたんです。

私は潜ることができるから、海のなかの世界を見られる。
だからそれを伝えたいなって思っています。

それにダイビング中ってすごく集中するから、お仕事のことを忘れられて良いリフレッシュにもなるんですよね!
それもダイビングの良いところです(笑)

将来のために今できることをする

ーーお仕事も趣味も充実していますね!
これからは、看護師を続けながらライターとしても活動されていくのですか?

そのつもりです。
でも看護師って体力がいるお仕事なんですよね。
5年後10年後、体力のことを考えてフルタイムじゃなくなったとしても、収入の柱がもう1本あれば安心できると思って。

将来はそういう生活にシフトしていきたいから、今のうちから準備をしています!

ーー働き方の工夫も、後悔しない人生のために必要ですね。
目指すライター像はありますか?

私の記事を読んだ方たちが、後悔しない生き方を選択できるような文章を届けたいですね。

看護師のお仕事を通して得たことを、大勢の人に伝えたい。
好きなことは諦めなくていい。人の背中を押せるようなライターになりたいです。

“後悔しない生き方”

ーーこの言葉、今日たくさん出てきましたね。ゆきなさんは今、後悔しない人生を歩めていますか?

今もし、急に最期を迎えたとしても、きっと後悔しないかな……と思います。
何かをやりたいという気持ちを封印したままにするのは、もったいないです。

怖かったり、時間やお金の問題があったり、家族の反対があったり、いろいろあるかもしれない。
でも、興味があるのなら勇気を持って飛び込むと、その先に楽しいことが待っています。

私もライターをやりたい気持ちを封印していた時期があったけど、解放した今は楽しんでいますよ!


やりたいことは、やる。それってシンプルだけど、難しい。

後悔しないために行動しているゆきなさんのお話は、深く感じるものがありました。

大満足な人生を送っていると胸を張って言える人は、どれだけいるのでしょう。

現役看護師のゆきなさんだからこそ伝えられる思いを、ライターというお仕事を通して、ひとりでも多くの人たちに届けてほしいと思います。

素敵なお話をありがとうございました。


▼花岡ゆきなさんのnote


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