人目を気にしていた自分⑨


これはこのお話の続きです。

そして
私は自分に似合っていて
自分の好きなお洋服(髪型)を
選ぶことにしていきました。

文字で書くことは簡単ですが
自分に似合っていて
自分の好きなお洋服(髪型)を探すことは
思った以上に大変でした。

私は発達障害のためか言語化をすることは
苦手な方だと思います。
だからこそ、お洋服を着てみた時に
「上手く言えないけどなんか違う。」
というような違和感は大事にしたいと思いました。
今までの経験上
言語化出来なくても違和感というものは
間違っていないことが多いと思ったからです。
しかし、言語化出来ない違和感を受け入れるのは
なかなか難しいとも思っていて
受け入れるのは大変でした。


また、これも発達障害のせいだと思うのですが
自分がまだ着ていないお洋服を見て
自分がそれを着たらどのような感じになるのか
という想像も苦手な方だと思います。

過去のお話なのですが
600mlのペットボトル二つありました。
この2つのペットボトルは
小サイズ、中サイズ、大サイズの
どの袋に入れるのがちょうど良いだろうか
という想像が壊滅的に苦手でした。
実際袋に入れてみないことには
分からない事も多かったです。
過去に実際このようなエピソードはありました。

こんな自分にとって
そのお洋服を着ていない状態で
自分がそのお洋服を着たらどんな感じなのか
という想像が苦手なこともまあ納得が出来ました。

そして、実際に着てみないことにはわからないため
思ったよりも似合っていないという事が続くと
その都度メンタルがやられていきました。

しかし、そのような経験を何度もしていったり
ネットでいろいろ調べ尽くすことにより
ものすごく時間はかかりましたが
(調べることは得意な方だと思うので
そこは救いだったと思います。)
ようやくパターンというものが掴めてきました。

そして私は少しずつですが
自分に似合いつつ好きなお洋服や髪型を
選べるようになってきました。

自分はおそらく
心理学用語でいう「試行錯誤学習」というものを
やってきたのだと思いました。

「好なことだけを貫こう」
そう思っていた時よりも不思議と
良い意味で全然気が楽な自分がいました。


そこで思いました
「自分って本当に人目を気にしていたのかな。」
と。




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