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【実話】同級生の貢ぎ奴隷になったお話 番外編⑦-13

ガタガタと揺れるトランクの中、楽しそうな会話をする2組の御家族、その御家族はどちらも私の高校の同級生です。

私は今、トランクの床板の下の空間にいて、これからデイキャンプを楽しまれる同級生の御家族の荷物をのせられ、完全に自力では脱出することが不可能です。

そして、デイキャンプをすること以外、目的地がどこなのかも知らない私はこれからどうなるのか不安になりながら、自分の今の状況を惨めに思いました。

子供を授かり、素敵な家族を築き上げられた2人の同級生、車のエンジン音であまり話し声は聞こえませんが、楽しそうな会話をしたり、歌を口ずさんだりしているのがわかります。

彩花たちを乗せてから2時間くらい経ったでしょうか。

車がどこかに停車するようでした。エンジンが切られ、会話がしっかり聞こえてきました。どうやらデイキャンプで食べる料理の食材などをキャンプ場近くのお店に買いにきたようです。

車のドアがバンッと閉められ、鍵をかける音が聞けえると話し声が少しずつ遠ざかっていきます。先程までの賑やかさが一転、シーンと静まり返った車内。トランクの床板を改めて思いっきり押してみました。ビクともしません。静まり返った車内、トランクの床の下、荷物をのせられ監禁されている今の状況に不安と同時に興奮を覚えてしまいました。トランクのドア側に少し隙間があり、上の状況が見えます。完全に密閉された空間だったら、どれだけ苦しかったか、それを考えると恐ろしくてたまりません。

旦那様には、また素敵な経験をプレゼントしてくれたことに感謝をしなければなりません。普通に生きていて、こんな状況になることなんてそうそう起こり得る事ではありません。しかも、ほのか様だけでなく、彩花というもう1人の同級生の存在が、自分の地位が最下層であることを教えてくれます。

2,30分くらいした頃、声と足音が近づいて来ました。鍵が開けられると、ガチャという音と共にトランクが開きました。楽しそうな会話をされる2組のご夫婦が買ってきた食材をトランクに積んでいきます。劣等感しか感じません。ここから出してくれ、、そんな言葉を叫びたくなりました。ほのか様だけなら、バレる覚悟で出来るでしょう。でも、彩花という私がほのか様の奴隷をしていることを知らない同級生がいるということが、それを出来なくしていました。私に出来ることは大人しく、旦那様が許可をしてくれるまで息を潜めて、奴隷としての自分の立場を再認識することだけです。

荷物を積み終えると車に乗りこみ、再び車は動き出しました。20分ほどすると、キャンプ場に着いたようです。車が停車し、エンジンが切られると楽しそうな声が聞こえてきます。景色もとても綺麗なんでしょう。聞こえてくる言葉からそれが伝わってきます。

トランクが開けられると積まれている荷物がどんどん運び出されていきます。これから何時間もの間、孤独にトランクの中にいなければならないんだろうなと思うと悲しくなりました。

しかし、音を聞いていると荷物は近くに置かれ、テントやテーブルなどの設営が近くに置かれているのが分かりました。どうやらここはオートキャンプ場のようです。車はエンジンが切られていますが、荷物を全て運び出されてもトランクが閉められる様子がありません。

私は荷物が運び出されたのを確認するのを兼ねて床板をそっと押してみました。ちゃんと持ち上がります。荷物がなくなれば逃げ出せる、当然ですがその事実を再認識することができ、安心をしました。

すると次の瞬間、私が手で支えていた床板が急に重くなりました。彩花がトランクにベンチのように腰掛けたのです。今、手を離せば、床板が急に動いて怪しまれてしまいます。彩花の体重を何とか支え続けました。私の唯一の脱出口が彩花の体重で閉ざされそうになる今の状況に興奮が抑えられません。必死に支えている私の状況などお構いなしに、彩花は『写真撮ろ!』と言い出しました。

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