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走馬灯の1フレームに

輝く女の子にはなれなくても、誰かの人生に爪痕を残せる人になりたかった。過去も 今も変わらない。
記憶から消したくても消せないような、1人でいいから、誰かにとって忘れられない特別な存在になりたいと願っている。

思えばコンカフェの世界に足を踏み入れたのも、そんな思いを抱えていたからなのかもしれない。

優しいキャストさんたち あたたかい常連さんたち
アットホームなお店 初めての仕事で右も左も分からない私は、沢山の人や環境に助けられてそれなりに楽しく働かせてもらっていた。
でも、人に甘えることも、可愛いを作ることも、特別ぶっ飛んだ人間になることもできない。正直に言って 向いていないのだ。

現実的な話、お店に居続けるには お金をもらうには やっぱりお客さんを呼んだり、たくさん乾杯してもらうしかない。
お客さんを呼ぶことが難しいのは勿論、お酒のおねだりが恐ろしく不得意。無駄に承認欲求はある癖に、自分にお金を使ってもらうのがとっても申し訳ないと思ってしまう。だってお客さん側の立場で考えた時、最初の1杯はまだしも2杯目以降おねだりされて、断ったら気まずくなりそうだな~とか ケチって思われそうだな~とか そういう理由で断れない人もいるじゃない?絶対。

お金をたくさん使わなくても、何度も私に会いに来てくれる・来てくれようとする方のことが本当に大好きで大切なんだ 綺麗事みたいだけどね、本心だよ

でも実際 皆で飲むお酒おいしくて好きなんだ・・・🥂

外でビラを貰ってくれるだけでも嬉しいし、興味をもってくれて、一緒に乾杯してくれたのも嬉しい。会えない間も私のことを忘れないでいてくれて 会いたいって連絡してくれるのもすごく嬉しい。会うのに少なくともお金がかかるのに、何回も会いに来てくれるって とっても幸せなことです。近場からでも嬉しいのに遠くから来てくれる方も何人かいて、あまりにも嬉しかった。好きすぎますねほんとうに…。お店からしたら迷惑なキャストだったかも!とは思う。ごめんなさい。

お店を退店した今だって、わがままだけど忘れないでほしくてアカウントを残したままなんだ。誰かの特別になれていたら 忘れられない存在であれたら と思うけれど、傲慢だし未練がまし過ぎるね。
でも、私は1人だけでも見てくれる人がいる限りここで生き続けるし、新しく出会う誰かがいるとするなら その人の人生に少しでも影響を与えられたらいいなぁ なんて思います。

キャストだった時にはあまり出さないようにしていた自分の個性や負の部分だったり、こんな文章を書いてしまうポエマー気質なところだったり、今後はまるっと公開しちゃう もしずっと見ていてくれるつもりなら、そんな部分も受け止めてくれたら嬉しいです…♡

日本という国で生きている一般企業の一社員だけど、私の生きた証を何も残さず死んでたまるか。誰かの脳に 心にこびりついて離れない、そんな女の子になりたいし、なりますので!

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