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イケおじの必要条件考察

 おれももう25になり、社会から大人になることを強いられている。おれの青春時代は終わったらしい。さすれば、おれの目指すべき地点はどこであろうか。イケおじである。

 これは、おれが思考をまとめるための記事。これはおれの定義するイケおじ考察なので割とお気持ち文章であることを理解してほしい。

何よりダサくないことが重要

 身近にいるイケおじを思い浮かべて、何がかっこいいかを考えると意外と何もなかったりする。では、何がイケおじをイケおじたらしめているのかというと、減点ポイントがないということだ。ゆえに、今から挙げる条件は十分条件ではなく必要条件だ。

暴力的要素の排除

 暴力・言葉の暴力はもってのほかである。あたりまえ。

趣味がある

 なんでもいい、きちんと語れるようにしたい。そして、その趣味を他人に押し付けないことだ。うちの親父はラグビー観戦が趣味だったので息子にラグビーをさせようとしていた。そういうのはよくない。

哲学がある

 なんのために今のような生き方をしているのか。自分を形作っている芯のようなものがあるべきだ。「お父さんはなんでこの仕事をしているの?」と聞かれて、答えられない人はイケてない。やりたくない仕事だったとしても、最善手を打ってこれだという理由があるはずだ。自分の人生の理由づけができていなければいけない。

賢い

 たとえば会話の中で政治の話が出ることがある。きちんと語れるか?あるいはうまくはぐらかせるか?どちらでもいい。ただ賢しらに知ったかぶってしまうのは人としての浅さである。

 親なら子供から難しい質問が飛んでくることもあるだろう。「宇宙に終わりはあるの?」みたいな。それに答えられるか?あるいは答えを調べられるか?答えを知っている人にアクセスできるか?

最低限の社会性

 家族や仕事以外に人間関係がないというのは言語道断である。大人になると人間関係作るのが大変とはいうが、まったく作れないわけでもなかろう。

 また、家族であれば、毎週末どこかに遊びに行くだとか、そういうことができる社会性は必要である。全ての社会に対して気を配らねばならない。

補足:クレヨンしんちゃんの野原ひろしは最近再評価の流れがある。彼は、特に取り柄のない普通の会社員だが、上記のものはだいたい満たせている。減点要素がないのだ。

補足:夏目漱石の「こころ」に登場する先生は社会性のなさを人生の深みで補っているかのように見えるが、この人はイケおじではなくカルト宗教の教祖的人間である。


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