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『ララランド』で愛と夢を問う

こんにちは、tabeです!
3月に入って、既に1週間が経ちました…。出逢いと別れの季節。

必ずしも、出逢いと別れは5:5でやってくるとは限らないみたいです。私事ではございますが、今のところ0:10みたいですね。笑 

出逢いよ、来い。笑

出逢いと別れといえば2016年のアカデミー賞を賑わせた『LA LA LAND』。ご存知の方も多いと思いますが、改めて今日は本作について描こうかなと思います。

これを機に「観てみようかな」「もう一回観よう!」「偉そうに語るな!もう一回観てこよ」
なんて思って頂けましたら、幸いです。

あらすじ

舞台は、夢を追う人が集まる街、ロサンゼルス。ここに集まってくる人達は、大きな夢と野望を引っ提げてやってくる訳です。 
エマ・ストーン演じるミアもその一人、女優を目指して、日々オーディションを受ける訳ですが、結果が中々出ない。
ある晩、ミアはあるピアノのメロディに惹きつけられバーに入っていきます。そこで演奏していたのがもう一人の主人公セブ(ライアン・ゴズリング)。これがまたエロい…笑 セクシーさ爆発してる訳でございます。セブは、いつか本格的なジャズを思う存分に楽しめる店を持ちたいという夢を持ちます。

このシーンですね、何回ゴズリングの横顔を見返したか、、

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その後、二人は惹かれ合い、お互いの夢を応援する訳ですが、セブはお互いの生活の為にあるバンドへ入ることを決心します。勿論、彼の本意ではない。二人の為に、ミアの為に自分を犠牲にする道を選ぶ訳です。

セブは、自身の夢と愛が両立し得ないことを早くも悟っていたんだと私は考えています。彼がどれだけ、音楽が好きで、どれだけ自分の時間を夢の為に注いできたか。それを犠牲にしてまでも、ミアを応援したくなった。

その後、バンド活動が理由でお互いの生活はすれ違っていきます。
ミアは、彼女が脚本・主演を務める舞台がきっかけで映画の主演の座を掴むのです。しかし、撮影地が物理的に遠くなる為お互いの関係は"保留"という形にしてそれぞれの道を進みます。

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そして、数年後、、
ミアは晴れてハリウッド女優となり、ここララランドに戻ってきます。
セブは、自分の店を持ち、お互いの夢を叶えてハッピーエンド!!

とはいかないのが、この映画が賛否両論分かれるラストシーン。
二人が最後に見つめ合うシーン、あの「ローマの休日」を彷彿させます。
『これでよかったんだよ』
二人が言葉を語るシーンはありませんが、僕の耳には確実に聞こえてきました。

愛の形は様々で、決してお互いが結ばれることが正解ではない。
チャゼル監督は、そんなメッセージを伝えたかったのではないでしょうか。

「雨に唄えば」「NewYork NewYork」「ローマの休日」など名だたる名画をオマージュして作られた本作、サウンドトラックも繊細でロマンチック且つ美しいものとなっています。極上のミュージカル映画を、是非今夜のお供に。


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