『 アバウト・タイム 』 些細な幸せを抱いて
今日もお疲れ様でした。tabeです。
疲れている方も、まだまだ元気!という方も、
今日、何回笑ったんでしょうか。
私は一回です。笑
それ以外は笑うことなく作業していたわけですが…
とある調査の結果によると、1日に笑う回数は平均で11.3回。年齢別にみると、20代では15.0回だったのに対し、50代になると7.1回だそうです。
子供は1日400回… もっと笑う機会を増やしたいものです。
話がだいぶ逸れてしまいましたが、、
昨日は時間についてブログを書きました。
『ウォールフラワー』を紹介しましたね。
「時間、時間うるさいなこいつは」と思った方!
今日も、時間についてです笑
時間と言ったらこの作品『アバウト・タイム』でございます。
副題は、”愛おしい時間について”
既にご存知の方もいるかもしれませんが…
この映画は「ある男のタイムトラベル」そんなSFじみた映画ではないんです。あくまでタイムトラベルは脇役。メインはその温かな人間関係にあります。
あらすじ(※ネタバレ有です)
イギリス南西部に住む青年ティムは、両親と妹、そして伯父の5人家族。
どんな天気でも海辺でピクニックを、週末は野外映画上映を楽しむ。
風変りだけど仲良し家族。
自分に自信のないティムは年頃になっても彼女ができずにいた。
迎えた21歳の誕生日、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父から知らされます。
主人公が煩悩まみれだったら、ここでB級映画になっていましたが、
ティムは誠実で純粋な男の子。恋人をゲットするために能力を使うのです
弁護士を目指してロンドンへ移り住んでからは、メアリーと出会い、恋に落ちます。しかし同日、同居人の舞台作家の劇が失敗に終わったことを聞いたティムは彼を助けるために過去へ戻ります。舞台は無事大成功。
このタイムトラベルが引き起こす不運によって、二人の出会いはなかったことになってしまう。
その後、なんとか試行錯誤の末、
彼女の愛を勝ち取り、幸せな結婚生活を送るティム。
子宝にも恵まれ、順風満帆。
しかし、ある日妹のキットカットが自動車事故に巻き込まれる不運が起こる。
そんな彼女に、能力の秘密を教えてもう一度人生をやり直すように図ったのですが、現世に戻るとそこには娘のポージーがおらず、いるのは一人の男の子。
タイムトラベルのしっぺ返しが起こるのです。
焦って、父に問い詰めると「お前は変わらないが、あるタイミングの精子で赤ちゃんは作られるから、すこしでもズレたら違う子になるんだ」と告げられます。
ティムは妹の過去に戻り再びポージーを子供にする方を選択する。
その後2人目の子供、ジェフが生まれます。幸せの最中、父が末期の癌であることを知らされるのです。原因はタバコ。しかし、ティム達が生まれる前にはもう戻れない。父は”今”を誰よりも愛していたから。
タイムトラベルを何度も用いて、父との時間旅行を行うティム。
ある日、メアリーから3人目の子供が欲しいと告げられます。
新しい子供の誕生は父との永遠の別れを意味します。
父の意向もくみ、前へ進むことを決意したティム。
2人が最後に選んだのは、海辺の散歩。
父との何気ない会話、自然と揃う足並みはきっといつまでも色褪せずに残る。
作中で父から息子へ、幸せな人生を送る秘訣を告げるシーンがあります。
秘訣の一つ目は「人と同じように1日ずつ普通に生活すること」、
二つ目が「毎日を同じようにもう一回繰り返すこと」
そうすることで、最初は気づかなかった人生の素晴らしさに気づく。
私たちの日常は、平凡で退屈な毎日の繰り返しかもしれません。
ただ、その中にこそ本当の幸せがあって、今日も私たちはその幸せを見過ごそうとしているのかもしれない。
私たちの時間には限りがあって、
その間にできる会話も、デートも何もかもかけがえのないものです。
この拙い文を読んで、映画を観て、一人でも多くの方が何気ない、些細な幸せを感じてくれたら幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?