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大人ってエスカレーター式でなれるものじゃないんですか

8/14
お元気でしょうか。陰性を引っ提げ東から北へ。長期間のお暇を頂いている今日この頃。実家のベランダの柵に携帯を置きながら打っている。後2cm程、ガタン!とやると数メートルの高さから携帯が紐なしバンジー状態になる絶体絶命的状況。

北は真夏のピークが去ったあたりだろうか。体温ばりの激アツ気温だったのは1週間ほど前の話。キャリーケースに詰めた半袖たちは役に立ちそうもない。
冷夏とは言い難いけど、赤黄色の金木犀を美味しく聴ける時期に入ったと思う。煩わしい夏も過ぎ去ると少し寂しいような気もするが、北を発ち東に戻れば残暑が迎えてくれるとは思う。ちょっといらないな。

今日は久しぶりに東京の友達の声を電話で聞き、気づいたら4時間経っていた。
なんか家にいたくなくて、でも出かけるのも億劫で、晩飯のマグロは食いたくて、苦肉の策が自室のベランダ。三日月をいい感じに捉えた中々にエモいロケーションである。夜風が涼しい。

最近思う話。

タイトルの通り。なんか20歳ぐらいになれば勝手に大人になって、自覚ができて、自立できるようになるのだと、そう思っていた。お酒は20歳から、みたいな。

さて、〆はというと。
激ヤバ宗教の祖が法によって抹消された時に20歳になった。どえらい成人期の幕開けである。父に「すげえ誕生日になったな」と言われたのを覚えている。なかなか忘れられないバースデーになった。

8/30
そろそろ来るはずのない8月32日を待ち焦がれる時期だ。
この文章、おそらくいつまで経っても手をつけない気がするので、このままにして供養としようと思う。

だが未だ、自分は子どものままな気がする。
人生にはある程度レールが敷かれて、適当に辿っていけば大人になるのだと思っていた。最近あったはずのそれが見えない、暗闇に閉ざされてしまったような感覚になる。

エスカレーター式じゃないのね、人生よ。

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