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言葉をマリネしてアイデア発想を助ける新ツール

ブレストでアイデアをポンポンと出す人、憧れますよね。そんな人たちに一歩でも近づけるようなツールを作ってみました。

作った動機

無駄づくり」の藤原麻里菜さんの発想力に憧れて、彼女の著書「考える術」に紹介されている思考ワザのごく一部を実践するためのツールを作りました。考える技71のうち、『Chapter 1 「言葉」から考える』にある01〜08 あたりをカバーするのを目標にしています。

基本的な使い方

Idea Marinaterサイトを開くと、上の青色の「Inspirations」ボックスにはランダムに言葉が並んでいます。

初期画面例

言葉はドラッグして移動できます。気になる言葉を下の緑色の「Selected words」ボックスに集めましょう。
いろいろな言葉を出し入れし、様々な組み合わせを試してみてください。

言葉をドラッグして移動

例えば、「腕白な」 と 「オンラインコース」。これらの言葉を組み合わせたら、何かオモシロイことになりそうな気がしてきました。

もっと言葉が欲しくなったら、右側のツールを使って増やすことができます。

ボタンを押すだけで様々な言葉を追加

「名詞を追加」や「修飾語を追加」などのボタンを押すごとに言葉が青色の「Inspirations」ボックスに増えていきます。

また、任意の言葉を追加することもできます。

「Inspirations」ボックスに言葉が溢れすぎたら、使わない言葉をゴミ箱アイコンにドロップすることで消すことができます。

ゴミ箱にドロップして消去

ここまででも十分にアイデア出しひとりブレストツールとして楽しめると思います。
ですがせっかくなのでAIにもアイデア出しの手伝いをしてもらいましょう。

さらにアイデアを膨らます

言葉を増やすのに、AIの助けを借りることができます。「言葉を増やす」メニューの中から、「新しい言葉をあみだす」ドロップダウンを選ぶだけで適当なプロンプトを作ることができます。「Promptから言葉を作る」ボタンを押すと、AIが言葉を作り、「Inspirations」ボックスに追加されます。

さらに、「Selected words」ボックスに入っている言葉を基に、その類義語や韻を踏む言葉、普通は同じ文脈では使われない言葉を生成させることもできます。

「Selected words」を元に言葉を生成

そして、このツールで実は一番やりたかったこと。それは選んだ言葉たちがどんなモノ・コトなのかを、AIに説明させること。生成AIならストーリーをでっち上げるのは得意なはずですね。
下の緑の「Selected words」にいくつかの言葉を入れ、「物語を作る」ボタンを押すだけで作ってくれます。

「腕白な」と「オンラインコース」という言葉から、今回はこんな物語を作ってくれました。

タイトル: 真夜中のオンラインコース

概要: 音声再生テクノロジーが駆使された、腕白な生徒たちの楽しいオンラインコース。ナビゲーターに従い、未知のトピックを学びながら、クイズやディスカッションを交えた体験型の授業が展開されます。

んー、いまいちひねりはないですが、まぁありがちな話ですね。いったいどんな「腕白な」「オンラインコース」がみなさんの頭には思い浮かびますか?

さらにAIがその物語を絵にも描いてくれます。

生成AIが描いた「腕白な」「オンラインコース」

AIが描いたストーリがツボにはまればラッキー。自分のほうがもっと面白いストーリーにできると思えばしめたもの。ぜひ何度もいろいろな言葉の組み合わせを試し、ストーリーを作り直して楽しみましょう。

そうこうしているうちに、人と違うことが次々ひらめいているかもしれませんね。

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