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愛&犬

青春を共に過ごした愛犬が天国へお出かけしました。



2021年9月14日。忘れないよ。




中学入学と同時に我が家にやってきたミニチュア・ダックスフンドの子犬。

小さなダンボールの中に入った小さな男の子。鼻筋が通っていて私似。


あの日から、私と彼は家族になったのである。


家に毎日居るのが当たり前で、沢山の当たり前を共に過ごした。



10代〜20代〜と私の人生色々あったように、11年生きた彼も人生色々あったであろう。



愛しているし、たまらなく可愛いペット。



互いの人生がそれぞれあるから四六時中一緒に居るわけにはいかない。



一人暮らし・結婚・子育てと言うライフスタイルにシフトしてからは、めっきり会いに行ける時間が減ってしまった。





しばらく会って居なくとも、実際にあの”サラフワな毛”や”臭い口元”がこの世に無くなってしまったと知った途端とても寂しくなった。





今晩は彼との人生を、振り返りながら受け入れたい。



そんな”彼”こと愛犬チョコラは、母や父、妹も知らない私の秘密を沢山知っている。




ミニストップにたむろする手段として必要なブタメン代(たったの63円)を父の小銭入れからちょんぼしてたこと。


中学で出来た先輩の彼とデートする事を、母にバレないように犬の散歩を称して家出していたこと。(多分バレてた)


母の貯金箱の穴に細くて厚手の紙を差し込み500円玉滑り台を自作していたこと。(プリクラ代)


若気の至りtoイキりでベランダでタバコを吸っていたこと。


明け方に飲みすぎてトイレでオエっとカマしていた時も。





いつだって彼はそばに居てくれて




吠えていた





(私によく似ておしゃべりな彼。飼い犬は飼い主に本当によく似る)






ハッピーなことだけじゃなくて、大変なことも沢山共に乗り越えた。




”可愛い”だけで一生付き合っていけたなら・・


”好き”だけで一生付き合っていけたならどれだけ楽だっただろう。



家族ってそんなもん。




現実は犬も老いからは逃れられず、白内障で視力も失い終いにはボケも来てしまった。



そこからは家族で色々あった。本当に色々。



家族それぞれが生きていく道を踏ん張って今に至るから、彼との人生に全くもって後悔は無い。


ただただ・・ありがとう



家族ってキレイなことだけじゃないよね。互いにいろんな事を背負って生きていくこと教えて貰ったよ。





せっかく教えてもらったのに、早速旦那さんに体当たりしてしまった私を、彼は今も吠えながら可愛い顔で見てくれているのであろうか。




何度考えても寂しい。




寂しさと同時に、今目の前に居る家族を目の前に居るうちに大切にしなきゃなとも思えた。




またまた、ありがとう。




愛するものが増えると不安や悲しみも同時に増えるから逃げたくなる時がある。



けど、こうやって気付かされる事があると逃げては居られないとも思う。




そんな今日は仕事だった。彼のチャームポイントである毛色”茶色”の帯締めを締めて彼を思いながら一日を過ごした。


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いつか、好きな作家さんに大好きな愛犬の絵を帯に描いて貰いたい。


この季節、この日を思い出しながら夏の終りに装いたい。


こんな気持ちや時の流れを印した想いのある買い物をしてみたいもんだ。


28歳になり家族も増えていて・・・・こんな風にサヨナラすることなんて、出会った日頃には君も私も全く想像できなかったね。


沢山家族としての時間を一緒に過ごしてくれてありがとう。



君は大切な家族。






朝起きてこれを読んでくれている旦那さんへ。

おはよう。

心がいっぱいいっぱいだったから当たっちゃった事許して欲しい。

ごめんね。でももこんな時はもうちょい優しくしてな!笑

最近二人で家系ラーメン食べに行けてないからかな。

ちょっと気を抜こうぜ。毎日頑張ってるねよ私達。

太りすぎで最近は野呂佳代的いい女を影で目指している嫁より




メンヘラnote読んでくださって本当にありがとうございました。


取り乱しました。家族って本当にいろいろあるね。とてつもないパワーが生まれたり貰ったり、必要だったり。どれも受け止めたい。


明日もきっと色々あるけど、色々な日になるね。

おやすみなさい。

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