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厚藤四郎に会いに東京国立博物館へ

厚くんに会いに東京国立博物館にいってきました

東京国立博物館に行ってみたシリーズはこちらです
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今日も気持ちのいい青空だね、厚くん
刀剣乱舞の実装刀も多いため、東京国立博物館にくるのもすっかり慣れたものになってきました


池田家屋敷表門(黒門)

今回は池田家屋敷表門、通称・黒門から
東京国立博物館の正門から西側にちょっと行くと、堂々とした大きな門があります
こちらは因州池田家の江戸屋敷の門だったそう
横の番所も含めて、とても存在感のある門です

もともとは現在の丸の内3丁目にあったようです
皇居の近くですね…「大江戸今昔めぐり」アプリでみてみましょう

参照:https://www.edomap.jp

皇居外苑、ちょうど楠木正成像のある位置の、お堀と道向かいなりますね
現在、帝国劇場がある場所になります

先日、後家兼光が展示された静嘉堂文庫美術館のお隣になります


後家兼光展示の様子はこちら
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鳥取藩の因州池田家は、大包平さんの元主・池田輝政の息子・忠雄の子孫になるのかな?
初代藩主は輝政と家康の娘・督姫の孫にあたる光仲になります
岡山の後楽園を作った、初代岡山藩主・綱政の従叔父に当たるようです

引用:https://www.pref.tottori.lg.jp/82463.htm

大包平さん自身は本家の岡山藩にずっと大事にされていたわけですが
なんだかんだ時代がすぎ、大包平さん自身も因州池田家ゆかりの黒門も、東博に一緒にいるのは不思議な縁ですね

ちなみに黒門の裏側、東博の敷地内の方には
厚藤四郎に縁の深い、筑前福岡藩黒田家の江戸屋敷の鬼瓦があります

黒田家の江戸屋敷鬼瓦

黒田家の江戸屋敷はどこかというと…現在の外務省のところにあったようです

参照:https://www.edomap.jp

桜田門の近くですね

ご近所さんとしては、刀ミュの江水散花雪で登場した彦根藩井伊家のお屋敷や、
山鳥毛や姫鶴一文字の故郷、米沢藩上杉家のお屋敷があります


厚藤四郎

さて早速、厚藤四郎の展示場所へ
先月、亀甲貞宗があった場所に展示されておりました

ガッチリした感じの短刀です
厚みのある姿から「厚藤四郎」と名付けられたと言いますが。たしかに分厚い
東博には藤四郎の短刀が、毛利藤四郎、博多藤四郎などありますが、それらと比べるとガッチリしていて肌がきめ細かいような感じがします

以前、特別展「国宝」でも展示されていたのですが、大盛況で人が多くあまりよく見れていなかったので、今回落ち着いて見ることができて嬉しかったです


2022年の東京国立博物館創立150周年記念事業
特別展「国宝」の様子はこちら
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このほか、切刃貞宗、肥前忠吉なども展示されていました

刀 相州貞宗(名物 切刃貞宗)
刀 肥前忠吉

江戸きもの LOOK BOOK

また刀剣展示エリアの横・特別室3では、面白い催し物も
江戸時代の着物をバーチャルで試着できる体験コーナーがありました

試着できる着物は、江戸時代の「雛形本」に掲載されているもの
「小袖雛形本」はさまざまな流行模様のデザインが掲載されたいわば当時のファッション誌です

やり方は…

  1. 下地の色と柄の色を決めて

  2. 画面の前に立ち身長を計測

  3. 身長に合わせて着物の画像が表示

  4. それに合わせてポーズをとる

  5. 出来上がり

こんな感じになります

最後に着物の柄の解説もあり、どんな意味がある模様なのかも知ることができて楽しい体験コーナーでした

2階・10室には江戸時代の着物が展示されているので、体験後にこちらも見てみると楽しいです

振袖 白綸子地大菊小花模様

かわいい柄だな…
体験コーナーで試着したあとだからか、実際着てみるとどうなんだろう?という視点でも見ていたのですが
そう見ると昔の着物は袖丈が短いですね…今より昔の人たちがずっと小柄だったんでしょうけど
以前、古着屋さんでみかけたかわいい着物が袖丈短くて…泣く泣く諦めたことあったのですが
うーん…あの着物より短い!

洋服にもつかう、レースのアームカバーとかフリルの付け袖も最近いろいろ種類多く出ているので、それを使うといい感じになるでしょうか?
それはそれで可愛くなりそうです


日本美術のあけぼの 縄文・弥生・古墳 1室 

10/16から開催される特別展「はにわ」もあり、
埴輪や土器が多く展示されていました

火炎型土器
これ教科書でよく見るやつ…

すごいな初めて見た
何をどうやったらこの造形を思いつくんだ??
器用な職人さんが作ったのは間違い無いだろうけど、一体何を見て何を表現したんだろう?
こだわりポイントとか聞いてみたいところです

火焰型土器

銅鐸や埴輪の馬もありました
結構大きいです
高さは1メートルぐらいはあるかな?

お馬さんのはにわは小さい子なら乗れそうな大きさです

以前、九州国立博物館で見た埴輪の馬の牧場
ここにあったお馬さんたちより、ずっと大きいです
九博の埴輪馬牧場、これはこれでかわいかったので、またこんな展示の仕方見てみたいなと思っています

今回も刀剣だけでなく面白い展示がたくさんありました
次の実装刀の展示は、1/2からの小龍景光になるのかな?
その頃には特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」もあり、膝丸が展示されるとのこと
実装刀を二振も一緒に見れる良い機会で、今から楽しみです











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