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適した仕事と幸福度って?

「好きなことを仕事に」というよく聞く理想論を夢見ていた
新卒の頃の私は当時大好きだったフィットネス・美容の道に進んだ。
好きなことに関わる毎日は楽しかったことも多かったけど、
現実には理不尽や面倒なことも多く、好きがある分だけ現実とのギャップを埋められずに最終的には退職を選んだ。
だから今の私は好きなことを仕事にしたい気持ちは一切無い。
続けるうちに好きにもなるし、成果が出れば楽しくなるとも思う。
自身の経験に基づいて、今の仕事を選んだ私だけど
実際に今日『科学的な適職』という著書に出会って
様々なことが腑に落ちるような気持ちの良い感覚になれたので文章を綴っている。

2015年、ミシガン州立大学の調査で
仕事観を2パターンに分類した際のお話。

✔️適合派:「好きなことを仕事にするのが幸せだ」と考えるタイプ。「給料が安くても満足できる仕事をしたい」と答える傾向が強い
✔️成長派:「仕事は続けるうちに好きになるものだ」と考えるタイプ。「そんなに仕事は楽しくなくてもいいけど給料は欲しい」と答える傾向が強い

一見、適合派のほうが幸せになれそうに見える。
自分が好きな仕事に就ければ、楽しく充実するような気がする。
ただ実際には適合派の幸福度が高いのは最初だけで、
1〜5年の長いスパンで見ると、両者の幸福度・年収・キャリアなどの
レベルは成長派のほうが高かったそう。

私も好きを仕事にしたからこそ思うけど、
「好き」だけで全て鵜呑みにできるほど仕事って甘くない。
でも「仕事だし」「給料もらっているしな」と思うと
思い入れも無い分、大抵のことは許せたりする。
一見寂しくドライなように聞こえるけど、
人生はマラソンなので持続的に働けることの方が大切だと思う。

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