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転職意欲が高くなかった私が、気づけばスクラム採用されていた話

初めまして。株式会社HERPでカスタマーサクセスを担当しております嶋田と申します。2022年6月に入社してから早5か月。ようやく重い腰を上げて入社エントリを書くことにしました。

自己紹介

大学卒業後、総合コンサルティングファームに就職してITコンサルになりました。保険のお客様がお相手で、特に大規模システム開発のPMO・推進業務を長らく担当していました。HERPは2社目になります。
前職の最終面接の際に話の流れで「君は何年でこの会社を辞めようと思っているの?」と聞かれたのに対し、冗談混じりで「5年です。」と答えていましたが、実際に丸5年働いて退職することになりました。(年数が合致したことは本当に偶然ですが、何かの縁かもしれません。)

似顔絵は転職記念にイラストレーターの西田真魚さんにイベントにて書いていただきました。だいぶ美化されておりますが、これに近づけるよう日々精進。


なぜ入社エントリを書いたのか

私は今までの人生でブログを書いたことがありませんし、そもそも読み手を想定してものを書くことが苦手です。
それでもこの入社エントリは自分から書きたいと思って、広報のてらみさんにフォローしてもらいながら書き上げました。
なぜ苦手なことを自分からやろうとしたのか、それはHERPが提唱する「スクラム採用」とはどのようなものかを実例をもとに知っていただきたいと思ったからです。

スクラム採用とは、「採用活動を経営陣と人事に閉じたものではなく、現場社員を巻き込んだ形で行うことで、最大の成果を創出していく採用手法」です。

「スクラム採用とは」https://lp.herp.cloud/about_scrum.html

実際に自分がHERPに入ろうと思ったきっかけに「スクラム採用という考え方に納得したこと」「その思想に基づいたプロダクト開発を着実にすすめていること」があります。(詳細はまたいずれどこかで。)
入社後、カスタマーサクセスとしてユーザー様にスクラム採用の考え方をご説明することを通じてこの思想をさらに好きになった一方で、「実際にスクラム採用ってどんなものなの?」を事例としてお伝えすることの難しさを感じていました。

そんな時ふと自分の入社体験を振り返ると、まさにThe スクラム採用であり、これをまとめることで皆様に一つの事例を提供できるのではないか?と思い至ったのです。これが私が入社エントリを書く理由です。


スクラム採用の成功ポイント〜私の場合〜

候補者目線で振り返ると、私がHERPに魅力を感じ、最終的に働いてみようという意思決定ができたのは、

各種アクションに対するリードタイムが短い
・社員に私の関心事が共有され、それが尊重される状態が保たれ続けていた
・直接関わらないメンバーからも会社の雰囲気を感じることができた

などのスクラム採用に因る特徴によって選考過程にストレスを感じなかったこと+HERPに入って周りの人と一緒にミッションに向き合うことができそうなイメージを明確に持てたことが大きな要因でした。
では、その特徴をどのような時に感じたのか?今日はその具体例を振り返ってみます。


爆速で決まるCEO面談

HERPと私の最初の接点は前職の先輩でもあるマーケター・河野さんとのご飯でした。当時はATS(採用管理システム)という言葉さえ知らず、転職意欲もそこまで高くはありませんでした。しかし河野さんが楽しそうにHERPのことを話すので、次第に私もどんなミッションに向かっているのか、どのような組織なのかに興味が湧いてきました。 それを河野さんに伝えたところ、

「それが気になるなら、うちのCEOと喋ってみてよ!!」

なんとその場で河野さんから庄田さんに面談の約束を取り付けてくれたのです。あまりのスピード感に「転職しないかもですよ!?いいんですか!?」と酔いながら何度も確かめたこと、そして「気にするな!大丈夫!!」と酔いながら答え続けられたことは鮮明に記憶に残っています。

このように現場の担当者が主体的に採用活動に取り組んでいると、各候補者に対して必要なことを、その候補者に向き合う人自身が不要なリードタイムをかけずに判断・実行することができます
リードタイムの短縮や反応の速さが大切になる採用の場面で候補者に向き合う質を落とすことなくそれが実現できるのは、常日頃から現場社員が主体的に採用に参画するというスクラム採用の特徴ではないでしょうか。


みんなが「私の関心事」に向き合おうとしてくれる

迎えたCEO・庄田さんとの面談日。当日私は河野さんと話したことをまとめ直し、今日はこれを聞くぞ〜!と意気込んでいたのですがその必要は全くありませんでした。

なぜなら蓋をあければ河野さんにお伝えした「HERPに対する気になったポイント」を既に庄田さんは認識してくれており、挨拶もそこそこに私の関心に沿って事業や組織の説明をする時間にしようと思いますがどうですか?と提案してくれたのです。

庄田さんからしたら私を見極めるために色々と質問をしたかったはず。しかし私の関心事・転職意欲を尊重したうえで、そういった時間の使い方はせずにHERPのことを共有する時間にしてくださいました。それにより1回の面談の中で私自身のHERPという会社やミッションに対する解像度が上がり、結果的に面談前よりも興味を持った状態になりました。

さらに驚くべきことに、私は入社を決めるまでに他にも5名程の社員と面談していますが、全ての社員が面談時に私の意思やそれまでに話したことを認識している状態だったのです。加えて誰もが私の関心事を最大限に尊重して話をしてくれました。

就職活動の面談は1回の時間が短く、限られた時間のなかでお互いがハッピーな過ごし方をするためには面接官同士のシームレスな情報共有は必須です。HERPの選考過程において感じたストレスフリーさは、現場社員も採用に主体的に参加することを前提とした情報共有の方法により生み出されていたものでした。

また面談担当者が一様に私の関心事を尊重して、話を聞き、真摯に向き合おうとしてくれるのは「成果に向かう」「愛をもつ」といったバリューが社員の多くに浸透していることを感じさせてくれました。これにより自分がHERPに入ってもコミュニケーションで理不尽なしんどさを感じることが少ないだろうと思えたのは入社の決め手の一つでした。

このように社員の姿勢にブレがない状態を保てることもスクラム採用が成せる業だと感じます。


見えない社員から感じるHERP

とはいえ転職活動は、面談をしている時間よりもしていない時間の方が長く、その間候補者である私は常にHERPの情報に触れている訳ではありません。特に転職は大抵が現職を続けながらの活動になるので、企業研究に割ける時間は限られていると思いますが、私自身もHERPの情報を得るために多くの時間を確保できないという状況でした。

そんなある日、趣味で読んでいたはてなブログで素敵な記事を見つけました。

自分の足跡に対して誠実に言葉を綴るのをみて「素敵だなぁ。こんな人はどんな会社に行くんだろう。」と思っていたら、転職先がまさかのHERPだったのです。

このブログを書いたnumb_86さんはエンジニアで、私の選考フローには通常であれば絶対に出てこない方です。しかしこういったブログによって、お会いしたことのない社員の考え方やHERPはどういう人を採用するのかということを理解する材料が、面接以外の手段で手に入ったことはとても参考になりました。このブログに出会ったこと(さらに言えば、このブログに書いてあることと面談で喋った人の会話の内容に乖離がなかったこと)は、HERPは私と馬が合う会社であるようだ、と思うようになった大きなきっかけです。

必ずしも候補者に物理的に向き合っている時間だけが採用活動ではない。どこで誰が何を目にするかわからないからこそ、こういった社員一人ひとりの活動は候補者にとって大変貴重な判断材料になります。入社してから、HERPの社員はブログの執筆やオープンオフィスの参加などに対して積極的な印象を受けますが、それらの行動の重要性を理解しているからこそなのかなと思います。


番外編:全ての行動は採用に通ず

最後に、これは少しスクラム採用の文脈とは離れてしまいますが、候補者にとってはもう一つ大きな情報群があります。それがHERPをご利用いただいているユーザー様の声です。

SNSやレビューサイトで「HERP」「HERP Hire」と検索すると、率直なユーザー様の生の声を見ることができます。これらは当たり前ですがHERPの採用を目的に書かれてはいません。プロダクトやサービスに対するフィードバックです。しかし候補者からすればそれらも会社を知る重要な材料になります。特にHERPはSaaSということもあり、機能開発に関する厳しい言葉が並んでいるのを目にしました。一方で、厳しくも期待を寄せてくださる方や機能開発やサービスに本当に喜んでくださる方がいらっしゃることもわかりました。

ユーザー様から良くも悪くも率直なご意見を頂けること。これはSaaS企業としては本当に重要で素敵なことです。その意味でHERPは非常にユーザー様に恵まれている、そしてそのようなご意見をいただける関係性になれるHERPはユーザー様の成果に向かって日々真摯に働いている人が多いのではないかと想像することができました。(入った今では手前味噌ではありますが、あえて候補者時代に思ったことをそのまま書かせてください。)

先にも述べた通り、これ自体はスクラム採用ではありません。しかし社員が毎日一つ一つの行動を本当に大事にして、それが未来のユーザー様に、仲間につながることを意識できているという点では、これもまた現場社員が採用担当者であるというスクラム採用の特徴が良い方向に作用した結果とも言えるのではないでしょうか。


そんなこんなで入社しました

以上の通り私は単に面談に限らず、社員のさまざまな行動・その結果を見て、HERPに惹かれて入社することを決めました。振り返ってみてもやはりこれは現場社員が主体的に採用活動を進めるスクラム採用が功を奏しているな、と思えます。

実際に入社してからも「裏切られたッ…!」と思うようなギャップはありません。ドメインやロールは初めてなので難しいことが多いですが、当初の想定通り、ユーザー様や仲間に恵まれたと日々実感しています。この入社後の想定外の少なさもスクラム採用の特徴かもしれません。


君もスクラム採用されてみないか!

さて、ここまで長々とお読みいただきありがとうございました。弊社が掲げる「スクラム採用」について、少しでもイメージが湧いてくだされば幸いです。また、私もこのブログがいつか採用に繋がればいいと思っていることは言うまでもありません。

そこで最後に宣伝です。

  • スクラム採用に興味がある方、されてみたいと思った方

  • スクラム採用という思想を具現化したHERP Hire / HERP Nurtureというプロダクトに興味がある方

  • スクラムってそもそもなんやねんという方

は是非、株式会社HERPにご連絡ください。リードタイム短めにお話しに伺います!


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